小説『魔法少女リリカルなのは 〜TS少女の最強物語〜(現在多忙の為更新停止中)』
作者:クリス()

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第3話「孤独ななのはと残念な転生者」

〜なのは〜

私のお父さんがお仕事で怪我をして、

お母さん、お姉ちゃん、お兄ちゃんは

喫茶店のお仕事やお父さんの看病で家に帰って来るのはいつも夜遅く…

私はまだ子供だからお手伝いも出来なくて…

みんな頑張ってるから私は家族の邪魔にならないように良い子でいなくちゃいけないの…

毎日そんな事を思いながら朝から夕方までは公園のベンチでじっとしてる日々が続いてたの…

今日もいつものように公園のベンチに座ってると…


「よっ」


一人の男の子が声をかけてきたの

その子は銀色の長い髪で左右の目の色が違っていたの


「俺は霧島 白亜(きりしま はくあ)って言うんだ。こんな所でどうしたんだ?」


この霧島って人はニヤニヤしながら急に頭を撫ででてきたの


「やめてよ!」


私は寒気がして直ぐ様この人の手を払ったの


するとこの人は一瞬驚いた顔をして、その後またニヤニヤ笑いながら話しかけてきたの


「恥ずかしがらなくてもいいんだぜ」


全くもって意味がわからないの

これ以上この人に関わったら危険だと思った私は走って家まで逃げ帰ったの

逃げる途中後ろから「また明日もここで会おうなー」とか聞こえてきたから

明日からはこの公園には来ないこと心に誓ったの


〜なのは END〜




〜???〜

俺は神のミスで死んでしまった転生者だ

前世では25歳で無職で彼女居ない歴=年齢だった

親の金で飯を食らって自分の部屋でネット三昧の毎日だった

だがある日目が覚めたらどこを見ても真っ白な空間にいた

それは俺が待ち望んでいた光景だった


「ごめんなさい!!」


目の前の土下座している蒼髪の女性が急に謝ってきた

俺はすぐさま現状を把握し


「てめぇが俺を殺しやがったのか!!」


と高圧的に叫んだ


「はい…本当にごめんなさい……私は太陽系第三惑星地球の神で、この度は…」

「んなこともうどーでもいいんだよ!!あれだろ転生させてくれるんだろ?」

「はい…」

「転生先はどこなんだ?」

「転生先は魔法少女リリカルなのはの世界です」

(リリなのキターよしっ原作キャラ全てを俺の虜にして俺様のハーレムを作ってやるぜ!!)

そのために必要な能力を神から貰わないといけないので

神が『?個まで願いをかなえてやる』とか言う前に必要な分を一気に言った


「名前は『霧島 白亜』(きりしま はくあ)
容姿を銀髪オッドアイのイケメンフェイスにして魔力はSSS
剣型のインテリジェントデバイスで名前が『セイバー』
レアスキルで無限の剣製とニコポとナデポをつけてくれ」


「………わかりました
では転生先はリリカルなのはの世界で小学校入学の一ヶ月前で6歳から
原作主人公高町なのはと同年齢でのスタートになります」


「ちょっと待て!!時系列は入学の1年前にしてくれ
なのは父が怪我で入院して一人ぼっちのなのはを励まして好感度を上げときたいからな」


「……わかりました…それで転生を行います…」


こうして俺の第二の人生がスタートした



転生後目を覚ましたらはボロいアパートに一室にいた

鏡を見てみると銀髪オッドアイのイケメンフェイスの男が写っていた

服装はポロシャツにジーンズだった

左手を見ると中指に剣の装飾がされた指輪が付いていた

「これが俺のデバイスか?」

『Yes』

俺が呟くと指輪が急に喋った

「オッケー んじゃこれからよろしくなセイバー」

『Yes my master』


セイバーとの会話の後

ちゃぶ台の上に手紙が置いてあったので見て見ると


『無事転生おめでとう
この世界の貴方の設定を教えます
両親は事故で死んでしまって親戚からの援助を受けながら1人暮らし
お金は毎月5万振込まれます
※そのアパートの家賃は月3万です』


「あほか!!あのクソ神!!月2万でどうしろってんだ!!」


俺は神からの手紙を破り捨てて叫んだ

まぁいい考えてもしかたねぇ

さっさと俺様のハーレムの為の下準備でもするか

なのは父が事故で大怪我した時期に転生したはずだから

今なのはは1人ぼっちで悲しんでるはずだ

そこに銀髪オッドアイでイケメンの俺が現れて慰めてやったら

なのははおちたも同然だな

しかも俺にはレアスキルで『ニコポ』と『ナデポ』もあるし完璧だ


「よっしゃなのはでも探しに行くか」


俺はアパートを飛びだしてなのはがいるだろう公園を目指して走った







……


………


…………



〜白亜〜

「あれ?いねーなぁ…」

俺は近くの公園に来たんだがなのは影は無く、

もしかしたら他にも近辺に公園があるんじゃないかと思って

そこらに歩いてるババァに聞いてみたら

この近辺には他に2つあることがわかった

しゃーないから俺は順に回って2つ目の所で

ベンチに座ってる茶髪ツインテール高町なのはを発見した


「よっ俺は霧島白亜(きりしま はくあ)って言うんだ。こんな所でどうしたんだ?」


俺はニコポを発動しながら自己紹介をすると

なのはは俺に惚れてしまったのか此方を向いて固まっていた

さらに俺はナデポを発動させようとなのはの頭を撫でると


「やめてよ!」


急になのはが頭を撫でている俺の手を払ってきた

しかし俺はすぐに理解した

(そうか好きな男に撫でられて恥ずかしくなったのか)


「恥ずかしがらなくてもいいんだぜ」


俺がそう言うとなのはは急にベンチから立ち上がり走って公園から出て行った

俺は大きな声で

「また明日もここで会おうなー」

っと言っておいた

多分なのはは恥ずかしさが限界になって逃げだしてしまったみたいだな

まぁまた明日から毎日会ってれば恥ずかしさもおさまるだろうと

俺はそう思いながらアパートへと帰って行った



次の日何故かなのはは公園には来なくて

毎日その公園に行ったのだが最初の日以降なのはに会うことは無かった





作者コメ
次話で小学校入学〜原作開始手前まで行く予定です

次回『無口な少女と仲良し3人組+α』

-5-
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