小説『項垂れ、乱れて、舞い踊る』
作者:大烏()

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(秀礼)「おいおい、明日はやべーぞ、俺たちはまだ旅の途中だ。」






(山太郎)「そうですよ〜。おいてけぼりですか〜?」







ふたりはニッコニコしながらこっちに話しかけてくる。






(風鈴)「すっ・・・鈴白が馬鹿なこというからこんなことになるのじゃ!」






恥ずかしいったらありゃしない。






(鈴白)「・・・ごめん。」






鈴白は少ししょげて言った。






(秀礼)「で、どーすんのよ。挙げちゃうの?式。」






(山太郎)「出来ることがあるなら我々も手伝いますが。」





(秀礼)「ちょ、ワレワレってなんだ、俺も手伝うみたいじゃないか。」





(山太郎)「えぇ?手伝わないんですか?」





(秀礼)「あったりまえだろ。俺がやるかそんな面倒なコト。」





(鈴白)「手伝ってくれたら肉でもなんでも食うがいい。」





(秀礼)「手伝ってやろう。」





と、いつもながらにぎやかな私たちであった。

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