小説『項垂れ、乱れて、舞い踊る』
作者:大烏()

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だが・・・




(風鈴)「同じ血を少しでも分けているのなら、もう少し似てもよいではないか。」




(鈴白)「たとえば?」




(風鈴)「虫好きなところだとか。」




(鈴白)「そういやそうだな・・・。」




いや別にそんなところでなやまなくてもよいのだ!




んーと。んーと・・・・




何を話そうか・・・。




うまく話題が思いつかない・・・。




んー!!




(鈴白)「風鈴?」




うぁびっくりした!




行き成り話しかけるなよ!




どうしようどうしよう・・・。




(鈴白)「かわいいな。おまえ。」




そう言って私の肩を抱き寄せた。




(風鈴)「んんっ!!」




体中をじたばたさせたが、奴は放してくれそうにはなかった。




寧ろ、そうあがく私をみて、かわいいかわいいと言いながら余計に強く抱きしめるのだった。





(鈴白)「では・・・。明日にでも。」





(風鈴)「・・・うぐぐ。」





するとその時だった。





(秀礼)&(山太郎)「聞きましたぞ!」





(鈴白)&(風鈴)「なんと!!」





と、言うことになったのである。









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