小説『IS〜インフィニット・ストラトス バイオハザード好きな転生者』
作者:D.?.J()

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 第七話目 バイオキャラの体力ってある意味ゾンビより凄いよね! by一斗






 











 前回から二年後。






 皆さんこんにちは、現在美香藻と公園で遊び中の佐々木 一斗だよ!
 いやー久しぶりの公園ってのも楽しいね。他に誰も居ないからほぼ貸しきり状態だぜ!
 でも、まぁ。遊具が全く無いってことが欠点だな。
 え?お前らは遊具が無いのにどうやって遊んでるかって?

 「気をつけて!あいつは化け物よ!」

 「俺にまかしとけ!」

 え?全然わかんねーよ!って。
あれだよ、あれ。物真似遊びだよ。
 え?分かりにくい事すんじゃねぇーって?
 あれだよ、初代バイオのバリーとジルのやり取りだよ。(解らない人は周囲のバイオファンに聞いてみよう。)

 「あいつら!俺の愛車に何て事してくれてんだ!」

 「おい!機関銃の撃ち方位、知ってるだろ!」

 「ただのハンサムなプーさ。」

 「ごめんなさい、クラウザー。早まってあなたの死亡報告をウェスカーにしてしまったわ。・・・・・・・・・・でも、今更訂正するのは面倒ね。」

 「スタァァァァァァァァァァァァズ!」

 「死神は死なず、か。」

 「ウェスカー!」

 「俺はなぁ。お前らみたいなクズとはちげーんだよ!」

 「何すんねん!」

 「もーあかんー。」

 「ほな、さいならー。」

         フケチビ
「私の名前はラモン・サラザール、この、偉大なる城の・・・『ウーウーウーウー!』何だ、何だ、何だ!」

 フケチビのセリフをけたましいサイレンの音がかき消す。
 どうでも、良いけどさっきの物真似全員解った人は結構凄いよ!

 「何の警報かしら?」

 全く同感だ。この安全大陸日本でサイレン?
 おおかた、イタズラか何かでしょ。
 だが、事態はそんなに甘くなかった。

 「ピーガガッ。警報、警報!市民の皆さんは至急、最寄りの公民館。または地下等の安全地帯に避難してください。ミサイルがこの町に向かって発射され、たった今発見されました。これは訓練ではありません。繰り返します、これは訓練ではありません!」

 は?何?ミサイルがこの町に向かって放たれた?
 おいおい、悪い冗談だろ。この安全大国日本に向かってミサイル発射?

 「そんなわけ無いよね!」

 「何、言ってんの?そんなこと言ってる暇有ったらさっさと逃げないと。」

 「美香藻。こんなイタズラ信じんなよ。どうせたちの悪いいたずr・・・『ドカァァァァン』・・・・・・・・・・・・・・・。」

 安全神話崩壊、犯罪大国日本!
いきよい余って某借金執事漫画みたいなこと言ってしまったが、マジでヤバイ。
 ミサイルが俺の近くに着弾+大爆発。
 
 ナニコレ?

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なにこれぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

 言葉に出てしまった。

 ホワイ?ワット?パードゥーン?

 「よし!とりあえず逃げようぜ!美香藻。」

 「そっそうね。」

 美香藻もビビったらしい。そりゃそうだ、普通、爆発が近くで起きたら腰が抜けて動けなかったり。失神したりなど。
 普通にしてる、俺がおかしいのだ。

 「で?どこ行けばいいの?」

 「アンタ、さっきの警報聞いてなかったの?こう、ミサイルの攻撃を耐えれる用なところよ。」

 「お前こそちゃんと聞いてねぇだろ。 ってかこの安全大国日本にそんな所あるか?」

 「と言うか、それもそうね。」

 「とにかく、考えてる暇はねぇ。動こう。ここで止まってミサイルの直撃!一斗と美香藻のコンガリソテーができちまう。」

 そうこう、やり取りしていると。また、ミサイルが飛んで来ました!
 しかも、もう避けれる用な距離じゃねぇ。クソッ!何で気ずかねぇんだよ。
  
 「嘘、マジ?」

 「嘘じゃなーい、マジだよー。」

 チクショー!こうなったら一か八か、5でウェスカーがやっていたあの技をミサイルに掛けるか!

 「フンっ!」

 ミサイルを両手で受け止める。

 「フンッ!はぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 そのまま、腕に力を込めて踏ん張る。

 「はぁぁぁぁぁ!ふんっ!」

 ミサイルを受け止め続け数十秒、やっとミサイルの推進剤が切れ止まってくれた。

 「さすがね!一斗。まさか本当にミサイルを素手で止めるなんて。」

 「美香藻。あんまり俺を舐めたような事言うなよ。こんなの朝飯前、いや朝カレー前だぜ!」

 嘘だ。実際は超ヤバかった。少しでも気を抜けば二人とも御陀仏だった。

 「美香藻、お前はさきに義父と義母に兄貴を連れてここへ行け。」

 そう言って俺はそこまでの道順が書いてある紙を渡す。

 「俺の知り合いと言えば多分入れてくれるはずだ。ここなら核が来ても耐えれるし備蓄も完璧だ。」

 「は?じゃあ、アンタはどうすんの?」

 「俺はここで可能な限りあれを叩き潰す。」

 別に美香藻と一緒に逃げても良いがそのまま放って置くにはここには少し大事な物が増え過ぎた。

 「何言ってんのよ!そんなことしたら最悪アンタは死んじゃうかも知れないのよ!それに空だって飛べないじゃない!」

 これはこいつなりの心配の仕方なんだろな。
 ったくどいつもこいつもお人好しだねぇー、全く。

 「大丈夫、大丈夫。死にやしないよ俺ぁ。絶対な。」

 それに空を飛ぶと言う点も俺はクリアしている。
  さっき美香藻に渡した紙に書いてある場所に住んでるやつの所属組織から受け取った実験用の試験型の全く新しいコンセプトの兵器があるからな。
 こいつは空を飛んだり、物を粒子転送(ある一定の物質を原子レベルまで分解し超高速でA地点からB地点まで運ぶ技術)等のハイテクが駆使された最新型の兵器である。

 「本当?」

 「当たり前だ、俺が今まで嘘言ったこと何て有ったか?」

 「嘘ばっかり、でも今回は信じてあ・げ・る。」

 「お前がそれやってもキモいだけだから(笑)」

 「なんですってぇ〜。(怒)」

 結局、俺達が最後までやっていたのはただの雑談だった。

 「さて、最後に一つ、んっん。忘れ物がある、先に行っててくれ。」

 「ルイス。」
 
 そして、美香藻と別れた俺は一言呟いた。

 「これからが、本番だ。」





  

-9-
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