小説『黄泉路への案内人』
作者:楽一()

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エピローグという名の新婚初夜〜やるこたぁ、決まってるぜ!!by作者〜


SIDE葵の妻たち


 ここは結婚式場(教会)の近くのホテル。といってもかなり豪華であり高級感あふれる一級ホテルである。

 そして今は夜。花嫁たちは葵とは別々の部屋で何かを相談している。とはいっても察しが言い方は察してほしい。というか、彼女たちはいま真剣に悩んでいるのだ。というかかなり緊張している。

な「・・・なっちゃいましたね///」

フェ「う、うん///」

アリ「はぁう〜、緊張するよ〜///」

は「だ、大丈夫や! きっと///」

アイン「主、緊張しすぎです///」

シ「そんな顔をしても説得力はないぞ?」

ヴィ「そういうお前はなんでそんなに冷静なんだ?」

シャ「大人の余裕?」

ア「何故疑問形!?」

す「まぁ、余裕はないと思うよ。ほら?」

ス「あ。シグナムさん体が震えている」

ティア「顔も若干赤いですね」

シ「んなっ///」

ギ「可愛いですね♪」

孤「気持ちは分からなくもないよ。ボクもちょっと、ううん。結構ドキドキしてるもん///」

ヴェ「そ、そうですね/// 子供たちも寝ましたし」

カ「い、いよいよですね///」

は「すーはー・・・・ほな行くで! 葵君の元へ///!!」

全員「お、お――///!!!」

 と顔は真っ赤になりながらも決意は固いようだ。


SIDE out


 ここは私が泊っている部屋。ちなみにベッドがなぜかでかい・・・・なぜ? と野暮なことは言わない。大体は予想できている。けど今は。

エ「マスター。いくらなんでもこんな時まで仕事をしなくてもいいのでは?」

ル「確かに。あれから日が浅いし、総統になって間もないとはいえ体を壊すぞ?」

 現在エクスとルミルは人型になって私の仕事を手伝っている。

葵「まぁ、そうなんだがやっぱり片づけとかないと。ほら、やっぱり出てきた」

 そういって不祥事を働いている上層部を次々とクビにする。当然退職金なんて払いません。その後裁判にかけます。当然社会的抹殺の方向で。

 ちなみにレジアスの罪もこいつらに分割してなすりつけている。これだけあってレジアスの罪の一個
や二個や十個加わったところで誰もわからない。

エ「ですが驚きましたね」

葵「なにが?」

ル「いや。ナンバーズだ。マスターが人間にしようかって聞いた後の答え」

 あぁ。あれか。

 あの後翼を人にした後、フェイト、エリオ、ナンバーズや夜天の書のヴォルケンズやアイン、ヴェル、リイン、アギトも出来るといったが、全員が全員それを拒否した。理由は、

ジェ「私はこのままでいい。この姿でのちに同じ過ちを繰り広げさせないために生きる証としてこのままで生き続けるつもりだ」

ノーヴェ「それに兄貴。あたしらはこれでも幸せだぜ?」

ウェ「そうっす! 葵兄がくれた幸せはとっても暖かいっす!」

チ「たとえれっきとした人間でなくでも、戦闘機人であろうとクローンであろうと、プログラムであろうと人と同じ、いや、それ以上の幸せをつかめるんだと生きて語り継ぐ」

アギ「そのためにあたしらはこれで良いんだ!」

 全員が全員満面の笑みでそう答えた。その笑顔に私もつられて笑い、ならその分まで幸せにしてやらないとな。と改めて決意した。

ル「ですがマスターのことです。無理やりにでもするかと思いました」

葵「なぜ? そこまで私は酷い奴ではないぞ?」

エ「いえ。マスターはおそらく彼女たちが人以外だったらと、後々の事を考えてあのことをご提案なされたのでは?」

葵「・・・・・」

 鋭いな。やっぱり何年も共にした相棒だ。

葵「まぁな。でもあの笑顔を見るとその気持ちも消えるよ。だから彼女たちなりの生き方を見せてもらおうと思ったまでだよ」

ル「そうですか」

エ「あ。これが最後です」

 エクスが渡してきた書類を見て、まぁまだ納得のいける内容だったのでサインをして渡すと。

ル「では私たちはこれで」

葵「? どうしたんだ?」

エ「いえいえ。今日は存分にお楽しみください♪」

葵「???」

エ・ル「「ふふふふっ」」

 そして、その意味深な笑いに全てを察した。

葵「お、お前ら///!?」

エ・ル「「でわでわ〜。ごたいめ〜ん♪」」

 そういって扉を開けると、そこからドサドサと落ちてくるなのは達。

葵「・・・何をやっているんだ」

な「にゃはは・・・」

フェ「え、えっとね・・・・」

アリ「なんと言いますか・・・」

ア「そ、その・・・」

す「一緒に寝たいな〜なんて・・・」

 すずかが柔らかく言ったつもりだったがここでその空気をぶち壊す勇者がいたことを忘れていた。

は「夜這いに来たで! 葵君!!」

アイン「ぶふぅ!」

シ「主はやて?!」

シャ「だ、大胆すぎます!?」

ヴィ「あうあおうあう///」

は「でも黙っとってもアカンやろ?」

ギ「そ、それはそうかもしれませんが///」

ス「そ、その、すずかさんみたいに」

ティア「もう少しオブラートに」

孤「はやてちゃん!」

は「なんや?」

孤「GJ!」

は「グッ!」

ヴェ「もう一人いましたね猛者が」

カ「え、えぇこの二人はある意味怖い存在ですね・・・」

 その光景とストレートに言い放ったたはやて。

葵「はぁ。まぁ、いっか」

フェ「え?」

葵「ちなみにその辺の知識はお前らどこまで知ってるんだ?」

全員「葵(君・さん・様)のが大きいってこと」

葵「・・・・誰から聞いた?」

全員(ヴィータを除く)「・・・(びっ)」

 そういってその場にいた女性陣がヴィータを指差す。

葵「なるほど。あの時か」

ヴィ「だ、だって・・・・///」

葵「別に構わん。一つだけ言っておく。私は激しいぞ?」

全員「・・・・え?」

 その後、その部屋からは「あは〜ん」とか「いくぅ〜」とかという女性の声が聞こえたとか。で、葵の妻となった者たちは朝日が差し込むまで夜の営みやっていたとかどうとか。

 ちなみにこの後一日彼女たちは腰が痛くて動けなかったとか。

な「はふぅ〜///」

 なのはの目はトロンと、いまだに開いているのか開いていないのか分からない感じの目をしているが満足そうだ。

フェ「あ、葵・・・これから手加減して///」

アリ「わたし達どうかしちゃうよ///」

 テスタロッサ姉妹も愚痴らしきものを言っているがなのは同様に満足そう。

は「は、激しすぎや///」

葵「すまん。これからは抑えよう。・・・ん?」

 隣で寝ていたシグナムが何も言葉を言わないのを不思議に思った。寝ているのかと思ったがどうやら違う。

葵「シグナム? 大丈夫か?」

シ「!? あ、葵、いまは・・ヒャン・・・・いくぅっ///」

 シグナム体を痙攣させながら・・・・これ以上は言わせないでくれ。色々とまずい。

葵「す、すまん!!」

 こうして新婚初夜は終わりを告げた。そして、皆終わった後念話でこう呟いたそうだ。

全員「〈雄に英でているから英雄。な、納得(なの・です)・・・〉」

 そして学習した。葵が本気を出したら自分達の身体が持たない。だが、これまた一致して。

全員「〈き、気持ちよかった/// もう葵(君・さん)無しでは生きていけない///〉」

 と、まぁそんな感じで初夜を終えましたとさ♪ by作者

 

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