第二話
あの後、泣き疲れたイクスを背負って転移魔法を展開させる。
セッテ「転移できるのであれば最初っからすればよかったのでは?」
葵「残念ながらそう便利ではないんだ。これは一度行った場所じゃないと使えない。始めて行った場所では使えないんだ」
そして転移し、行きついた場所は六課隊舎。まぁ理由としては娘達と妻たちがいるということだろうか。
は「・・・葵君!?」
な「にゃ!? ど、どうしたの!?」
アリ「あれ? 葵。その背中の子は?」
フェ「見ない子だね」
お。早速食いついたか。
葵「うむ。新しい私達の子供だ」
全員「えぇええええええええ?!」
イク「ん・・・・あれ? ここは?」
葵「起こしてしまったか。おはよう。イクス」
イク「はい。おはようございます父上」
葵「あぁ。おはよう。自己紹介を出来るか?」
イク「はい。私の名はイクスヴェリア。よろしくお願いします」
するとはやてが、
は「イクスヴェリアってあの冥府の炎王!?」
葵「と、言われていた子供だな。今は神無月イクス。ただの女の子であり、私の子供だ」
な「葵君がそう決めたなら問題は無いと思うの」
フェ「そうだね」
アリ「それに可愛いよ! 翼ちゃんとかヴィヴィオちゃんとか、コロナちゃんとか、リオちゃんみたいに!」
は「まぁ、それもそやな」
アイン「ん? 葵、確か冥王にはマリアージュという兵器が無かったか?」
シ「確かに。あれが残っていたらイクスを狙うのでは?」
葵「あぁ、大丈夫だ。全部無に帰して来た」
ヴィ「・・・無?」
孤「まさか・・・赤騎士!?」
葵「おう。ちょっといじって使い物にするようにした」
セッテ「あれはすごかったです・・・・」
トーレ「敵に回せば恐ろしく、味方に回せばこれほど頼もしいものは無かったぞ」
ドゥ「むしろ敵に哀れみさえ覚えましたよ・・・」
その後、イクスは正式に養子となった。
あと、妻の紹介と愛人の紹介をすると、
イク「どんだけ妻がいるんですか?! あと嫁公認の愛人ってなんですか!?」
と、驚かれていた。その後はヴィヴィオ達と名前を交換し五女として迎え入れた。
ちなみに長女はコロナ、次女リオ、三女ヴィヴィオ、四女翼、五女イクス。