小説『黄泉路への案内人』
作者:楽一()

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第二話


今日ははやての付き添いで海鳴大学病院に来てます。

???「こんにちは、はやてちゃん。おや、そちらの方は・・・・もしかしてはやてちゃんのボーイフレンド?」

は「ちちちちち、違います///! い、いっしょにすんでるあ、葵君です!!」

 はやてよ、何をそんなにあわてているんだ?

???「ふ〜ん。というか一緒に住んでるの!? 同棲!? 最近の小学生は進んでいるのね」

は「・・・・」

 あ〜あ。はやてがついにしゃべらなくなった。

葵「あ〜、石田先生?」

石田「あら? なんで私の名前を?」

 いや、あなたの胸元にある名札は何のためにあるのでしょう?


石田「なるほど。これで分かったわけね。で、葵君ははやてちゃんとどこまで行ったの?」

 そういって名札を見る。視線がはやての方をいったん見て私に向いた。

葵「どこまでと言われましても、家が修復するまで居候しているとしか」

石田「修復?」

葵「はい。つい最近買い物から帰るといが真っ黒に焼け落ちていて、さらにそこに雲ひとつない快晴の時に落雷が直撃しまして・・・・」

石田「・・・あなた頭大丈夫?」

は「先生。葵君がいっとるのはホントのことです。目撃者がここにいますんで」

 はやてが補足と目撃者は私ですと言って手を挙げる。

石田「・・・・検査しましょう。今すぐに」

 すると、石田先生はそのまま私に精密検査を行い、体に異常がないことが分かった。というか魔法で何とかした。検査でもばれるものはばれるから何とか防いだ。

石田「本当に何ともないのね」

葵「えぇ」

はやて「そうですか。よかったな、葵君♪」

葵「まぁ、そうですね」

 いや、何かあったらまずあの神のせいだ。その時は殺す。神殺しの称号なんていらんが、というかあんなのが神やれているのがまず不思議だ。

石田「ところで葵君」

 すると、耳元で石田先生が何か話しかけてきた。

石田「えっとね、明後日はやてちゃんのお誕生日なんだ」

葵「は?」

 明後日がはやての誕生日? そんなこと聞いてませんよ?

石田「多分はやてちゃんのことだから葵君に余計な御世話をかけないようにしたんじゃないかな?」

葵「はぁ〜。子供なら甘えればいい者を。でもまぁ、これで少し考える時間があるか」

石田「おっ。なんかサプライズでもする気かな? というか君も子供なんだけど」

葵「そんなことは気にしないでください。あと、サプライズについてはそんなところです。情報ありがとうございます」

石田「いえいえ」

 そういって私ははやての後を追うように病院を後にした。
 

 さて、場所は変わりまして私の心の世界。調理道具をはじめいろいろなモノは一式揃っています。予備ですが。

葵「さてと、とりあえずケーキとプレゼントを考えないと。ケーキはすぐできるな。とりあえずそっちから取り掛かるか」

 そういって調理に取り掛かる。無難にイチゴのショートケーキがいいかなとも思ったが、フルーツケーキに変更。少し華があった方がいいでしょ。

葵「生地を作って、あとは〜」

 数十分後、ケーキは完成した。

 問題は、

葵「プレゼントね・・・・」

 ちなみにはやてはというと、

はやて「孤狐ちゃんええ毛並みしとるな〜♪」

孤狐「こーん」

はやて「ここか! ここがええんか!!」

孤狐「く、く〜ん!?(な、何この撫で方のうまさ! 葵には劣るかもしれないけどかなりの上位、ううんG級ナデリスター!)」

 と、はやての巧みな撫で方に堪能していた孤狐がいた。

 場所はもどり、葵の心の世界。

葵「結局、夜になってしまった。外ではまだ数十分でしょうが・・・やばい、眠たくなってきた。というわけでおやすみ」

 そのまま自分のベッドにだいぶ・・・・ではまた明日。

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