小説『青春の別れ』
作者:ミカエル()

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「なぁに?あたしの噂でもしてんの?」

「あ。噂をすれば本人登場」

「なぁ、ユウ。ケイの奴、お前のこと天敵とか言ってるぞ」

「言わせておきな。ただの負け犬の遠吠えよ」


いやさすがだ。
そんなこと言えるのはこの世でユウだけだな

「俺は犬じゃない」

ごもっとも。
そういわずとも誰もが知っていますよ


頭いい人って、時折変なこと言い出すよな
変わり者って名づけよう


「タケ、この二人ってホント仲いいよね」

「どこが?仲悪いじゃねぇか」

「わかってないんだなタケは。鈍感野郎め」

「あ?何がいいたいんだてめぇ」

2人のやり取りを見ていたケイとユウが
何故か怒った表情になっている


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