小説『青春の別れ』
作者:ミカエル()

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「ちょっとカイト!!」

めずらしくユウが声を荒げて叫ぶ


「お。やっぱり怪しいですなww」


「カイト、何が怪しいんだ?」

「ケイは馬鹿野郎だからわかんないよ♪」

「非常にむかつくな君♪」


そんな二人を無視して
ケイとユウは天敵同士、なにやらお勉強のお話をしていらっしゃる

なんだかんだ
仲はいいのよねこいつら


「ったく。天敵とか言ってお前ら仲いいよな」

「タケさ、それをなんていうかわからないわけ?」

「つかお前、さっきからうざい」

「はっ笑。君よりかはうざかねぇよww」

「あ?」

「なんだい?w」

カイトには敵わない。
なぜかはわからないが
関わるごとにストレスがたまる一方だ

「ねぇちょっとお二人さん」

ユウが腰に手を当てて俺らを睨んでいた

「早く教室入らないと。先生来てるよ」

「まぁじーww」


「カイト、うざい」

「ひでぇなユウちゃん♪」

「つか、ケイの野郎はすでに座ってるぞ」

しかも、
一番前の席を自ら率先して座っている

ありえねぇ。

-6-
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