小説『ハイスクールD×D 新たな神』
作者:神夜 晶(のんびりだらだら晶の小説日記)

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『第2話』


「ハァァァ!」


「オォォォ!」


ガン!
私はグレートレッドに踵落としを食らわします


「ガァァァ(何だこの威力は……)!?」


「私自身を貶しても構いません……
ですが、其処には大切な人の想いが籠められているんです!
それを馬鹿にする人は例え誰であろうと……殺します」


「ぐっ(こいつ……本気だ)!?」


「さようなら……」


私は虚空から“全てを破壊した最後の剣”を出します
そして……


「ハァァァ!」


「(此処までか……)」


グレードレッドの頭に触れる瞬間に剣の切っ先は止まった
何故なら命が止めたからだ……


「貴方を殺したら私まで貴方と同じになってしまいますね……
殺しはしません……ですが、二度と私の目の前に現れないで下さい
次は容赦しませんので……」


私は変身も解かずに飛んで行きます
すると……


「待ってくれ!」


「何です……?」


「すまなかった!お前の神としての存在を馬鹿にして……
本当にすまなかった……」


「……」


「許してくれとは言わない……」


「良いでしょう……二度目はありませんよ?」


「!? あぁ!」


「ふー……」


私は変身を解きます
殺さなくて良かった〜……
一瞬の隙に思い止まって良かった!


「改めて自己紹介をさせてくれ……
我は真なる赤龍神帝(アポカリュプス・ドラゴン)グレートレッドだ!」


「僕は“絶対神”神羅命(しんらみこと)だよ〜」


「その絶対神というのは何なんだ?」


「絶対的な存在、絶対的な強さを持つ神……それが絶対神だよ!」


「絶対的存在に絶対的な強さか……そうだな、命にピッタリかもしれないな」


「うん♪」


「うっ……(何だ? 命を見てると心の其処が温かくなる……)」


「どうしたの?」


「いや……何でもない」


「そう? あ、そうだ!」


「どうした?」


「僕と友達になってよ!」


「友達だと?」


「うん!例え龍だろうと神だろうと関係ないよ〜」


「ふむ、良いだろう……我と命は今から友達だ!」


「わーい♪」


「そんなに嬉しいのか?」


「うん!だってドラゴンと友達って凄くない?」


「そうか?」


「そうなんだよ〜♪ あ、グレートって人間体になれないの?」


「む……なれるぞ? なってやろうか?」


「うん!どんな姿なのか楽しみ〜」


「そうか……でわ、待っていろ!」


「は〜い」


「オォォォ!」


カッ!キィィィィン!
其処に現れたのは赤い髪の女性でした……

-3-
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