小説『東方脈神録』
作者:蒼紅()

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「うっ、ここはどこだ」
真っ白が果てしなく広がる空間・・・・どこだここ?私は・・・記憶があやふやだな
「起きたか、ここは管理者用の有無の狭間」
急に声が聞こえる
「管理者用の有無の狭間?」
「うむ、管理者とは数多の世界に数多の次元のバランスと魂や存在の管理をしている者の事で有無の狭間とは管理者が仕事をするための空間だよ」
「と言うことは神ですか?」
「いや、神ではない。神より上の存在で神と言われる者も管理者の事は知らぬ」
「わかりましたがなぜ私がここに?」
「それは、主をあの世界で殺してのこの狭間に魂を連れてきた」
「殺した?私は死んだのか」
「死にはしたがの本当の意味では死んどらん」
「どういう事だ」
「本来は死んだ者の魂は浄化され輪廻の和にはいるんだが、主はのあの世界の主の魂を浄化せずにここに連れてきた主はあの世界ではなく他の世界に産まれる存在だったんだが此方のミスで別の世界に産まれてのようやく見つけれたんだよ」
「他の世界?」
「あの世界、主がいた世界では東方と呼ばれとる世界だな」
「東方?ですか?」
「そうだ、知っているだろう?」
「はい、ハマっていましたので」
「まぁ、別に間違えて違う世界に誕生させてもコッチがどうにかしちゃうから大丈夫なんだけどねぇ」
「えっ!・・・・・」
「あっ!・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・まぁ、置いておきましょうか」
「頼みます」
「で、私が東方の世界に誕生はずだったことと殺した理由は?」
「主には人の身には余りにも大きすぎる能力を持っているんだ」
「能力を持っているんですか!」
「うむ、もう少し殺すのが遅かったら暴走して数多の世界の核となるあの世界が無くなるところだったよ」
「そうなんですか?」
「あぁ、本当だ」
「で、どんな能力何ですか?」
「確か、「龍脈を司る程度の能力」だったはずだ」
「だったはずだって」
「忙しすぎてちょっと忘れた。まぁ、内側に力を探ってみ」
「はぁ・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「ありました、当たってます「龍脈を司る程度の能力」です」
「うんじゃあ、まぁ使い方は判ったでしょ」
「はい。んで危険性は判ったんですが私はどうなるんですか?」
「あぁ本来の世界にいってもらうよ、こっちからの詫びもあるよ」
「詫びですか?」
「あぁ、程度の能力をもう一つと東方の大和に属さない最古の神に。後は必要な知識をいつでも頭の中で引き出せる簡易無限図書館と何か欲しいモノはないかね?」
「モノじゃなくて種族みたいなモノでもいいですか」
「何かあるか?」
「はい、アラガミとミールとフェステゥムと龍化と形態変化」
「龍化と形態変化は良いとしてアラガミはゴットイーターでミールとフェステゥムは蒼穹のファフナーか?」
「えぇ、ただ種族というよりはその固有能力とかですかね」
「まぁ、良いだろうが具体的に言ってくれないかね」
「OKですか、アラガミからは捕食進化でミールからは、フェステゥムからは歪曲回転体(ワームスフィア現象)と高次元防壁と同化」
「まて、捕食進化と同化は同じではないか?」
「捕食進化は対象を喰らって、基本的にはその構成情報(主に無機物なら元素配列、有機物ならDNA配列)を取り込み、対象(特に生物)の全てを喰らった場合はネブレイドする。で、同化は文字通り、対象を同一化してしまう事。 他の生命体と同化する事で、全て同一のものとなり、また、その能力を吸収する事が出来る。 同化された生物は、基本的に「いなくなる」のと概念や情報をも同化することで進化する。こんな感じですかね?」
「長ったらしかったが解った。龍化と形態変化はどうするんじゃ?」
「龍化はそのまんまで姿とかはあっちで決めます。形態変化は捕食や同化したものになれるですね」
「ふむ、これでよいかな」
「はい、長くなってすみません」
「いいよ、別に。これ位ならさ。たまに勘違い俺最強(笑)系がたまにいるけどあれはもっとやばいからさ」
「あははは、たいへんですね」
「まあね、ではそこの扉をくぐって逝って来い」
「はい、では」

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