小説『ひまわりの笑顔』
作者:櫻井音羽(音羽.Com)

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「百花、百花ぁ!」

肩を揺するが、百花は目を閉じたままだ。

「真知子……?」

背後から、声がした。

誰だろうか。

振り向くと、私の姿をした『だれか』が突っ立ていた。

「誰なの……?あなた」

『だれか』も私の顔を見て驚いているようである。

「藤原隆史といいます。あなたは……?」

「え?隆史さん?」

「もしかして、真知子??!」

首を縦に振る。

私の姿をした隆史さん?!

どういう事なの?!

「なんで、真知子が僕の姿してるんだ?!」

「あなたこそ!」

もしかして……

「私たち、入れかわってしまったの!?」

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