小説『真剣で私に恋しなさい!S-不敗の歴史を歩む転生者-』
作者:ココアパウダーご飯()

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side宗騎

朝のHR中

梅子「新しく来た転校生を紹介する!」

大和「転校生?」

卓也「どんな人だろ?」

美女だろ!

いいえイケメンよ!

等とクラスが騒がしくなる

梅子「静かにしろ!」

その一声で静かになる

流石小島先生だな

梅子「さぁ、入ってこい」

???「はい」

ん?今の声どこかで………

優奈「皆さん初めまして。八幡前 優奈(はばさき ゆうな)です。宜しくお願いします」

優奈!?何で………

梅子「八幡前は転入試験等を陸奥と同じく満点で通過したが本人の希望で2-Fに所属となった。そういえば何故2-Fにしたんだ?お前の成績ならば2-Sに行くことも可能だろう?」

優奈「理由は幾つかあります。まず一つ、私は仕事をしていてその仕事で学校に来ることができない場合があります。故に2-Sよりもゆとりがある2-Fに入らせてもらいました。もう一つは、私はあまり競争事が得意ではないので………」

梅子「なるほど………」

と2-Fに来た経緯を話しているがクラスのほとんどが聞いていない

男女誰もが優奈の見目に魅せられぼーっとしている

あのゲンさんでさえもだ(ショウちゃんという呼び方は辞めさせられた)

優奈は見た目も仕草もどれを取っても美しいと言っても過言では無いから仕方ないのだが

岳人「………っは!あ、あの!質問いいですか!」

いち早く我を取り戻した岳人が挙手する

梅子「うむ、いいだろう、島津、質問を許可する。八幡前も答えられる範囲で構わないから答えてやってくれ」

優奈「はい」

岳人「彼氏は居ますか!」

と大声で聞く

梅子「馬鹿者が!」

小島先生の鞭がしなり岳人の顔面に直撃する

岳人「痛ぇぇぇ!」

痛みに悶え転げる岳人

優奈「えと、彼氏は居ません。けど好きな方なら一人」

その言葉にクラスの男子全員がorzになる

なっていないのはキャップ、モロ、ゲンさん、俺の四人だけ

女子はそりゃそうだという反応だ

梅子「ふむ、他に質問は?」

忠勝「はい」

ゲンさんが挙手する

梅子「源がか?珍しいな。源ならばおかしな質問はしないな」

忠勝「仕事って何をやってんだ?」

優奈「護り屋………簡単に言うとボディーガードです」

その言葉に風間ファミリーの女子が反応する

一子「という事は貴方強いの?」

とワン子が聞く

優奈「多少は強いと自負しています。そうでなければ守ることはできないですから」

一子「なら!」

一子がワッペンを置く

一子「私と戦って!」

クリス「待て犬!それなら自分とだ!」

クリスも出てきてワッペンを置く

優奈「えっと?」

優奈はどうすればいいのだろうという視線を小島先生に送る

梅子「この学園には決闘というシステムがある。決闘したい分野を指定しそのルールで戦うというものだ。受けるならばワッペンを重ねれば了承ということになる」

と簡潔にわかりやすく説明してくれる

優奈「………受けましょう。私にとっても更に強くなる為、数多くの相手と戦うのはいいことだと思います。ただし二人同時でかかってきてください」

と言ってワッペンを置く

千花「二人同時って………二人共弱くないよ?このクラスでそれができるのって陸奥くんとくらいじゃない?」

その言葉に優奈が反応する

優奈「陸奥?………宗騎さんがこのクラスに?」

キョロキョロと視線を動かす優奈

優奈「あ…」

俺を見つけ、頬を赤く染める優奈

大和「どういう関係だ?」

と黒い何かを纏った大和ががっしりと肩を掴んで聞いてくる

宗騎「………後で話す」

鉄心「さてクリスティアーネ・フリードリヒ&川神 一子対八幡前 優奈学園長権限で許可するぞい」

クリス「………犬と二人がかりというのは気に入らないが絶対に勝つ!」

一子「クリなんかと一緒になんて嫌だけど勝ってみせるわ!」

割と仲いいよなお前ら………

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