小説『不良少女』
作者: ()

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「なんだ〜凛、日向君狙ってたわけじゃないんだぁ〜。」


は?狙ってる?あのキモい…じゃなかった(笑)あの優雅を?



「え?なんで??」



私の言葉に和音はまた大げさに驚いた。


「だって、日向君すっごく有名だよ!?あのイケメン(笑)ケンカ強いし!でも、最近奈美って女に負けたってうわさがあるんだよね…」



うわ!?それ私ですよ(笑)とか危うくいいそうになる。だって…。



「ふ〜ん?私、そういうのにまったく興味ないから(笑)」



とか今は言ってるけどこの後あんな事件に巻き込まれるとは知るすべも無かった。




そしてとうとう、朝のホームルームを迎えた。



「皆さん、静かに!今日転校生が私たちのクラスにきます。もう知ってると思いますが…日向優雅君です。」



優雅はみんなの暖かい拍手に見守られ教室に入ってきた。

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