小説『不良少女』
作者: ()

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「それで今日は…。」


なんと私に遅刻したという設定で体育館に入ってきてほしいという。そんなこと出来ないよ!私はまじめな生徒会長を演じてるんだから。


「嫌です、私には出来ません。」


明らかに嫌な顔をしてみる。


「やっぱり私の勘違いみたいでした。実は、休みの日にあなたに似た少女が街でケンカしてたのよ。それでまさかって思って…。ごめんなさい。」


話を聞いたとたん、私の心の中はバクバクだった。まさかこんな話されるなんて…。一瞬バレたのかとあせってしまった。


「別に、大丈夫ですよ。でも、私はそんなことしませんから。」


してるけど(笑)やっぱりこんなスリル二度と味わいたくないから、不良やめるんでしょ?とか思ったそこのあなた!そんなこと絶対にありません。むしろこのスリルを楽しんでもっと目立つ悪いことをしようかと今考えてましたから(笑)

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