小説『不良少女』
作者: ()

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さて、これからいよいよ始まるんだなぁ。くだらない二学期が。生徒会長としてはめんどくさい体育祭があるし。


「凛!!聞いてる!?」


おっとこりゃ失礼。はなし聞いてなかったよ。だって自分の世界に入ってたんだもん。困ってるところに担任の吉田 桃香(よしだ ももか)先生がやってくる。


「要さん、おはようございます。」


この美人桃香と呼ばれている私の担任。丁寧で美人で本当に完璧な人だ。


「おはようございます。吉田先生。」


この人も私みたいになんか隠してるんじゃないかって良く疑ったなぁ。


「要さん、挨拶の言葉考えましたか?」


きたよ。皆これ聞くよね。なんなんだし(笑)


「はい、考えてきました。これから始業式始まりますよね?」


吉田先生はにっこりうなずいて言った。


「そうよ、そのことについて話があるから探してたの。」


へぇ〜。やっぱりまじめなんだ。とか私は感心する。だって普通放送使うし。

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