小説『不良少女』
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しかし、そこでまたお父さんが深刻な表情でいた。



「なぁ凛。この事件、母さんがかかわってると思わないか?」



いきなりのお言葉に声も笑いもでなった。母親が?まさか…。



「しってるか?母さんはすごい凛のこと恨んでいたんだぞ?この際教えとくが、理由は簡単だ。私が凛だけ可愛がったからだ。」



ヤキモチかよ(笑)いい年したおばさんが…。なんてこった…。



「ヤキモチですか…女って怖いんですね。」



うんうん。優斗の意見に大賛成!



「問題はそんなんじゃない。知ってるだろ?舞羅(まいら)が母さんがそんな簡単な女じゃないことくらい…。」




確かにそうだ。母は…。簡単な女じゃない。




「じゃあ私はどうすればいいの?」



少し涙ぐんでしまった。本気であの女が怖いから…(笑)

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