小説『勇者と魔王と仲間の物語』
作者:あきら()

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ここは北海道のとある場所である

ここには異世界に通じるドアがあるという噂がたっているのだ

当時まだ厨2病だった俺は厨2仲間3人と計4人でそこへ向かった

森が鬱蒼と茂る中ぽかんと開けた場所がありそこの中央に錆び付いた1枚の扉があった

その森は自殺や殺人・事故などたくさんの人が死んでいる場所でもあるため人がいることはまずない

だがそのドアがある空間はしっかり整備されている

芝生はしっかり長さが均等で寝っ転がるととても気持ちい

近くに池と滝があったかやはりとても綺麗に整備されているように見えた

コケは無く水自身が発光しているかのようにキラキラ流れ落ちている

まるで何かの結界が貼られたようにそこは居心地が良かった

試しに滝の水を飲んでみるととても美味しく元気が出るような気がした

その日はドアや池・滝の写真を撮り帰った次の日に俺たち4人は自慢の厨2装備でそこへ向かった

腰には買ってから研いだ洋剣と服は見るからに痛々しいコートとパンツのセットだ

だが意外に動きやすく通気性も良いのだ

せいは古書店で見つけた本物っぽい魔道書とローブに盾・杖という賢者装備

深山は自分で作った鉄の剣や盾などの鎧一式

りくは中世ヨーロッパの貴族のような格好にレイピアとマスケット銃だ

俺たちは魔道書に書かれた異世界に行くための呪文を唱えた

「汝神の力を借りてこのドアを異世界につなげよ!」

そう言うと地面が揺れだした

そしてドアがまばゆい光を出して扉を開いた俺たちがその扉をくぐるとそこには広大な草原が有った

明らかにドアをくぐってほかの世界に来てしまった

俺たちは異世界からの訪問者となった

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