小説『とりあえず転生したらキルア君の妹になったイラストレーターのお話。』
作者:みちる。()

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『ミケは×道具ですか?!』










「ただいまー!カナリアちゃん久しぶり!」
「でっですからエルフ様、ちゃんづけなんて!カナリアで結構です!!」
「えー、じゃあカナリア?うーん。じゃああたしも呼び捨てでいいよ」
「よくないです!!!」
うーん。何が良くないんだ?てか、様づけってあれだよね、前世が一般人だったから慣れないっていうか、虫唾が走るっていうか…。
年の近い子に様ってあたし何様だよって感じなんだよね。
「うーん。じゃぁ、カナリアでいいの?ホントに?とりあえずこれからもよろしくね!あ、あと警護おつかれ!」
「はっはい!!!」
うん。よかった。カナリアが笑ってくれた!





***




「父さん父さん父さーん!あ、義理母≪母さん≫ただいま!あのね、母さんあたし最近ちょっとあの力が使えるようになったんだよ!」
「まぁ!本当ですの?!本当にエルはりっぱね!さぁさぁ、そんな服きがえってらっしゃい」
「はーい」
と、元気よく返事してみるも、憂鬱だ。
義理母≪母さん≫の買う服ってスカートだとかそんなもんばっかなんだよね。
ズボンあるかな。
ありますように!!!!
「どうした?エル」
「あ!父さん!ねぇねぇキル兄と一緒にミケと遊んできていい?」
「ああいいぞ。ちょうどミケを使って遊ぼうと思っていたとこだからな」
「あ!エルじゃん!どこ行ってたんだよ!」
「へへーん。どこでしょー。仕事だよー」
「え?そうなの?」
「うん」
よーし!あっそぶぞおおー!





なんてわけで今あたしは
ミケとリアル鬼ごっこをしています。これが凄い怖いんだよ!!!
「ちょっミケ速っ!」
「お前、いつからそんな足早くなったんだよ!」
「逃げてるから早いんだよ!」

エルフは逃げるを選択した!▼
少しだけ、足が速くなった!▼
テッテレ〜♪
エルフは全力で逃げるを覚えた!▼

てっちがわい!!




***




「疲れた。キル兄あたし死ぬ」
「お・・・れも・・・」

あれ・・・?

「キル兄、そういえば今日あたしたちの誕生日だ」
「そうだっけ?」
「うん。11歳の」
「なんか時間の流れおかしくないか?」
「気のせいじゃね?」











―――――――――――――――後書き――――――――――――――――――――――――――――――
最近、旅団ばっか書いてる気がします。まぁ、好きですから書くのは楽しいですが。
久しぶりのゾル家楽しかったです。
もうそろそろ原作に突入します。テカしたい!!!

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