小説『とりあえず転生したらキルア君の妹になったイラストレーターのお話。』
作者:みちる。()

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『ジケンノ×ノ×ヨカン』


えーーー、エルフです。何だかんだで3年経ちました。
え?展開早い?
だって、幼児の体って暇なんだもの。
面白くもない日常に(たぶん)15ページも使うなんてめんどくさいからね!!!
ちなみに、エルフって名前は母さんが付けてくれました。
いろいろ恥ずかしいな!!!!
まぁいい。そんなことはどーでもいい。
今話してるのはほかでもない。なんか起こりそうなんだ。
母さんはそわそわしてるし、外の車は止まるし、あれ、なにあれベ●ツ?ありゃ?ここ日本?
ちょっと不思議になって、母さんを見ると、悲しそうに「ごめんね」と呟いていた。
母さん、残念ながらあたし母さんの言葉解っちゃうんです。
いろいろこっちもごめんなさい。


なんとなく、嫌な悪寒がする。


心の中で呟いた時、唐突に眠気が襲ってきた。




***




「〜〜〜〜〜!」
「〜〜〜〜〜〜〜〜?!」
話し声が聞こえ、目覚めるとそこには母さんと見知らぬ男。
黒髪に、長身。無表情な割に、目だけがらんらんと光っていた。
獲物をかる狼みたいだ。
そう思い、じーーーと監視していると目があった。
(げっ、なんだあのおっさん!きしょ!)
男はあたしを見るとにやりと笑い、母さんに一言いうと出て行った。
嫌な予感しかしない。

-4-
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