小説『とりあえず転生したらキルア君の妹になったイラストレーターのお話。』
作者:みちる。()

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今回少しシリアス多めです。
いつもギャグなので、グダグダです(汗
----------------前書き上↑------------------------------------------


『デアイ×ト×ワカレ』



母さんが殺された。
肉親が、朝の男の手で。




「エル?あなたは、元気に生きるのよ」
悲しそうな母さんの顔。その顔を見ていると、無性に切なくなった。
おもわず大泣きするあたしを見て、「あら?解ったのかしら」と言う母さん。
その時突然、朝の男がやってきた。
そしてこう言ったんだ。


「子供を殺されたくなければついて来い」って。
「こっちに来ればお前も子供も生かしてやる」とも。
真っ白になった。何も考えられなくなって、怖くて辛くて、思わず母さんの方を向くと、無言で
うなずくのが見えて、ダメだよ!そう叫んでも届かず、ただただ、見てることしかできなかった。
あたしは、部下のような人に預けられ、母さんのことを見守った。
泣いちゃだめだ。泣いたら、きっと母さんは戻ってきちゃう。
母さんの努力を無駄にしちゃいけない―――――。



その時、


パンッ


と、銃声が轟く。
それと同時に倒れる母さん。
おとの出所はあの“男”
あいつ、母さんの努力を、一瞬で踏みにじった。
母さん、何日も何日も考えてたのに。
そう思うと、無性に許せなくなって、とてつもない“力”を感じた。
怒りに任せて泣き叫ぶと、その時、いろんなものが凍った。
あの男は、
「やはり・・・〜〜〜〜〜」
と、何かをつぶやいて出て行った。
母さんを連れて。
数人の部下は、男が殺して行った。
「仲間じゃなかったのか!」
そう言った、男の顔を踏みつけ、“男”は冷たく言い放つ。



「仲間?ふざけるな。俺様は仲間なんて作らねぇ。この、殺人の天才ルシカ様だぞ?舐めるな」
そう、捨て台詞をはくと、“男”もとい、ルシカは去って行った。




あたしは、血の海の中一人夜明けを待った。

時刻は、12時59分。
テーブルには、母さんが作ってくれたケーキが置いてあった―――――。




-------------------------後書き↓------------------------------------
シリアスは、性に会いませんかもです。

-5-
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