小説『Tales Of The Abyss 〜Another story〜 』
作者:じーく()

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#97 め組とゐ組の対立




























そしてそして……。

ガイに紹介されたのは二人の老人……。

「誰が老人だい!!!!」

!!

すみません……。 苦笑

(……誰だ?こいつらは?)

ルークが聞くけど……。

(……ん〜 知らないよ。オレも…。)

(ここの研究者でヘンケンさんとキャシーさんと言うそうですが……。)

イオンが教えてくれたけど……。

何だか頑固そうだけど大丈夫?


「なーんでワシらがそんなことをしなければならないのだ!?」

「しかも!ここの責任者には内緒だなんて!もしバレたらどうしてくれるんだい!!」


ほら…… 苦笑

「ん〜やっぱり……そこまで責任は持てないよね…?仕事無くなったら……大変だし……。」

アルはそう言う。

「任せとけって……。」

ガイはウインクすると……。

「へ〜〜それじゃあ!この音機関はシェリダンのイエモンたちに任せるとするか!」

………??

「え……誰d「何ぃ!!イエモンだとぉ!!」わわっ!!」

突然!!

ヘンケンさんが……。

そして、キャシーさんも……。


「冗談じゃないわ!!またタマラ達が 創生暦時代の音機関を横取りするの!?」

「あいつら!遺跡から発掘された浮遊機関を使って飛行艇を作りよった!!」




そして……なにやら話してる……。

勝負の勝敗は〜とか。

100勝目はウチだ〜〜っとか……。


「うん♪うん♪」

ガイはしてやったり……といった感じだった。

「どう言う事……?」

と聞く間に……。



「よぉしっ!!その仕事引き受けた!!!」



なんか話がまとまったようだ……。




「……何?どー言う事??」

アニスも似た様な感じだったようだ……。

「そうだよ?ガイ説明してよ……。」

ずっとニヤニヤしてないで…… 苦笑


「イエモンさんって……?」

ナタリアがガイに聞くと……。

「ははっ、わるいわるい!職人の町シェリダンの技術者!アルビオールを作った人だよ!」

ガイがそう言う。

「へ〜〜……ん?それじゃ、専属操縦士のノエルさんだったら、知ってる?その人?」

そう聞くと……。



“ずず〜〜ん………”


何やら重い空気に……。

「えっ?ええっ?何か悪い事した??」

アルはあわててそう聞く。

「いえ……違うんです……。アルさん。すみません……。私の祖父……なんです。」


「「「「はぁ????」」」」


驚き!!

「音機関好きの間じゃ有名なんだ!イエモンさん達シェリダンめ組とヘンケンさん達ベルケンドゐ組の対立は。」



なるほどね……。

「……たきつけたってわけね……。」

アルはちょっと苦笑い……。

「人聞き悪いな〜。そんなんじゃねえって。」

笑っていっても説得力ないよ……。

そうこうしてるうちに…

「これが資料です。まず、地核の振動周波数を計測する必要があるのですが……。」

ジェイドが資料を手渡し、そう言う。

すると……。

「まっておれ!今すぐ!計測装置を作ってやる!」

やる気満々!!

「ありがとうございます。」

ジェイドも礼を…。



「あはは……なんかハメたみたいだね………。」

アルはやっぱし苦笑い…… 苦笑

「………ん?」

アルはその時、違和感を感じていた。

「ん?どうかしたのですか?」

イオンがアルに聞くが…。

「ん……いや、なんでも……。」

アルはあたりを見渡した。

「??」

イオンはちょっと不思議に思っていた。

「ん……気のせいかな?」

アルはそう言って見渡すのを止めた。

「アル…?」

イオンが再び……。

「あっ、ゴメンゴメン。ちょっとなんだか変な気配がしてね……。でも気のせいだったのかな?」

アルは笑いながらそう言っていた。



そして本当に直ぐに………。


完成!!!


ガイがそれを受け取り……。

「へ〜〜ほ〜〜〜なるほど……。おおお……。これがっ!!」

その音機関に夢中になってるし……。

「ガイさん目がキラキラしてるですのっ!」

ミュウもガイが嬉しがってることが嬉しいのか……飛び回りながらそう言っていた。

「あはは……ほんとに好きなんだね……。」

アルも…笑い。

「やれやれ……。」

よく知っているルークも似たようなものだった。

「それでよ?地核の振動周波数ってやつはどうやって調べるんだ?」

ジェイドにそう聞く。

「パッセージリングから、セフィロトツリーへ計測装置を入れれば……わかると思います。まだ降下していない。セフィロトツリーへ行く必要がありますね。」

ジェイドはそう答えた。

「でも、そのセフィロトの場所ってよくわかってないんだろ?」

ルークがそう言う。

そこにイオンが……。

「ダアトへ行きましょう。教会に行けば何かわかるかもしれません。」

なるほど……。

セフィロトはダアト式譜術で封じているらしいから……。

そのダアトに行けば……


そして、皆が第一音機関研究所をでると……。

「ん??」

アニスが第一に気づいた!


それは……

走り去る男の姿……。


「ああーーーー!!アイツ!!!」

「スピノザ?」

「あの人が……?」


皆見たようだけど……。

「さっき、研究室で感じたのはあの人だったんだ……。っで誰?」

アルはそう聞く……。

アルは倒れていたから……ね? 

「ええっ!ッてことは話聞かれちゃった??」

アニスがそう叫ぶ!

「???」

アルはわからないんだけど……でもそれを聞くまもなく……。

「あの野郎!!」

ルークが追いかけようとした……が。

「止めておきなさい。」

ジェイドがそれを止めた。

「何でだよ!」

ルークは納得いかないようだ。

「……聞かれていたとしても、大した情報をもってませんよ。それに雑魚にかまっている暇はありません。」

「ああ……。」

ルークは頭が冷えたようだ……。

落ち着きを取り戻した……。

「…………だから誰?そのスピ…ノザ?だっけ?教えてよ。」

アルは……話についていけてないようだ……。

なんだかもどかしい……。

以前のルークがこんな感じだったのだろう…… 苦笑













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