小説『混沌の魔術師と天空の巫女』
作者:白鋼()

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                序章 始まりと出会い               

                 少女との出会い 




ジェラールとの旅をしたある日・・・

「ジェラール。」

「なんだい?」

「1つ聞いていいか?」

「いいよ。」

「お前はアニマを探しているって言ったが、アニマって何だ?」

「・・・とても危険だ。それを消す事が俺のたびの理由だ。」

「そうか・・・すごいな、ジェラールは・・・。」

「君だってすごいよ。」

「そうかな?」

「この前だって俺がモンスターに襲われそうだった時は助かったよ。」

「当たり前だろ。お前のお陰で元気が出たぜ!」

「そうかい。」

俺達はそういう話をしながら、旅をしていた。
旅をして、ジェラールにいろんな事教わったり、
互いに助け合ったりして、ものすっごい信頼がこの旅で俺達に与えてくれた。































昼頃・・・

「今日はここで休もうか。」

「わかった。この森に川があるからな魚でも取ってくる。」

「気をつけてな。」

「ああ。」

俺はそう言い、森の方へ言った。

「さーってと魚を捕りに行きましょうか。」

コージは川へ潜ろうと服を脱ごうとした、その時であった・・・。

「ひくっ、ひっく・・・」

「ん?誰かいるのか?」

鳴く声が聞こえて、声の方へ俺は行った。

「・・・女の子?」

「・・・・!」

「どうした?何で泣いている?」

「いなくなった・・・。」

「え?」

「うえぇぇぇぇぇっ!!」

女の子は俺の方へ来て、泣き出した。

「(・・・なんか、俺見たいに、親がいないのかな・・・。)
 よしよし。俺がそのなくなったのを一緒に探してやる。
 俺の名はコージ、コージ・フォレトロスだ。君は?」

「私、ウェンディ・マーベル・・・・。」

「何で泣いてたかも聞いてもいい?」

「うん。グランディーネがいなくなったの・・・。」

「グランディーネ?」

「私を育ててくれた親・・・ううん、ドラゴン。」

「!?まさか君は滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)!」

「う、うん・・・。あなたも・・・。」

「ああ、滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)だ。」

「そうなんだ・・・。」

「ああ・・・。いつからいなくなったんだ?」

「今日・・・ひっぐ。」

「泣くなよ・・・。」

困ったな・・・どうすれば・・・そうだ・・・!

「なぁ、俺について来ないか?」

「・・・え?」

「俺も前は1人だった・・・それを俺の友達が助けてくれたんだ。」

「友達・・・?」

「そう。一緒に来ない?そのグランディーネも見つかるかもしれないし!」

「本当?」

「ああ。きっと手掛かりが見つかるはずさ!」

「・・・うん!」

「じゃあ俺について来て。」

「あの・・・。」

「ん?」

「手、つないでいい?」

「ああ、ほら。」

俺は手を差し伸べた。

「ありがとう・・・。」

「どういたしまして。」

























「ただいま。」

「あ、お帰り・・・ってその子は?」

「この子はウェンディ。近くで泣いてたからつれて来た。
 ウェンディ、こいつは俺の友達のジェラール。
 俺はこいつのお陰で旅が楽しくなったんだ。」

「ど、どうも・・・私、ウェンディ・マーベル。」

「よろしく。」

紹介を終え、食事を始めた。

「今日はデッカイ魚の上、3匹だ。木の実も見つけたし、量的に足りるぜ。」

「そうだね。」

「あ、ありがとう・・・。」

「気にするなよ。一緒に旅してくれる人が増えていいぜ。」

「う、うん」

食事を終え、歩き始めるようとした。

「さて、行こうか2人共。」

「おう。」

「うん。」

777年7月7日、ウェンディ・マーベルと出会い、
俺達は3人で旅をする事となった。

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