小説『とあるUMAの伝説物語』
作者:神死槍()

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 プロローグ1




世の中はクリスマスイブ・・・世界中が色とりどりのイルミネーションでライトアップされ、街は恋人たちのデートスポットとなる。
それは、学園都市も例外ではない。
学生たちは寮の門限を破り、夜の街を楽しんでいる。



ただ、全ての学生がクリスマスを楽しんでいるわけではない。少なくとも、又馬真婁(ゆうま まさる)はそうではなかった。


彼は、クリスマス、いや又馬真婁は学生らしいことは何一つ味わったことが無い。
彼は、幼い時から、研究所にとらわれ、能力開発の実験道具として使われていた。
彼は、自分の人生に絶望していた。このまま生きていても、何もいいことが無い。(いっそのこと死んでしまいたい。)そうも考えていた。しかし、そんな彼を支えていたものが当時、一緒に能力開発の実験道具として使われていた、夏蓮美月(かれん みつき)という少女だった。
二人が初めて出会ったのは実に89回目の実験日だった。その日の実験はパーソナルリアリティを見つけ出す実験だった。又馬真婁はたくさんいる子供達の中で、もっともできの悪い実験データが取れた。そうleve0だ。



回りの子供は能力値が高い中、一人能力が開花されない又馬は、落ちこぼれとして、科学者から罵せられてきた。



又馬が落ちこぼれと呼ばれるようになって一週間もの時が流れた。


ここの研究所では、初の実験から約一ヶ月で能力を開花させなければ、不良品として、殺される。
又馬には後二週間しか残っていない。






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どうも、はじめまして。神死槍です。
短いと思う方もいると思いますがそこはご勘弁を。m(_ _)m
コメントをしてくれるのは有り難いのですがあまり辛口のコメントはお控え下さい。
あと学生なので投稿は土曜日か日曜日になりそうです。
これからもよろしくお願いします。

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