小説『短編集』
作者:tetsuya()

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人生に未練がないといいながら死ねる人はどれくらいいるのだろうか。あれもこれもやってみたかったなどと、できもしないことを口にしながら死んでいく人があとを絶たない。

 私は現在二十八歳、まだまだ若いといわれるかもしれないが、人生にかなり満足している。障害を抱えながらも生きてきたからなのかもしれない。

 自分が相手に与えている影響が分からなかったり、話の内容が知らぬ間に変わってしまったり、自分勝手に物事を決めてしまったり、傷付けている感覚の欠如、言葉を選べないハンデ、他人の心を道具のように扱う、心のキャッチボールができなかったり、いきなり態度が豹変するなどろくでもないことをたくさんやってしまった。

 物事をきちんと理解できていない危険人物の相手はさぞかし大変だっただろう。当然、多くの人に嫌われることにもなったけど、支えてくれる人も大勢いた。そのおかげで大きく成長することができた。私はそれだけで十分幸せである。支えられた喜びを噛みしめながら一日一日を生きている。
 

 注 個人的な内容なので不快に思われた方には深く深くお詫び申し上げます。
 

 

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