小説『短編集』
作者:tetsuya()

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 自分はこうしたい、ああしたいと思っても相手が嫌ならやるべきではない。相手は思い通りに動く奴隷、召使い、ロボットではない。しっかりと理解している人なら感情を抑制できるはずだ。自分のことしか考えない、相手の心になろうとしないからこそ、ストーカー殺人をしたり、痴漢行為をしたり、暴力をふるったり、盗撮したり、ブログを炎上させたり、他人をいじめても平気でいられる。どれかに当てはまる輩に人間をかたる資格はない。

 好きな相手に思いを募らせるのは許される。ただ、相手にも事情がある。恋人を作っていたり、結婚しているのであれば、一線を超えないようにしなければならない。恋人がいなくとも同じ。愛が実らない苦しい日々に苦しんだとしても、横取りしたり強引にくっつこうとしてはならない。相手に事情があるのを頭の片隅に置こう。

 暴力行為やいじめも心があるならできないはずだ。本人のストレス解消のために、正当化されてはたまったもんじゃない。心を傷つけ、下手したら命を絶つことにも繋がりかねない。愛のムチを含め、暴力を平気でやれる人に心などない。

 他人のものを奪ったり、弱みに付け込んで商売しようとするのも最低最悪。他人のものを奪うのは論外だが、理性をコントロールしにくい人に物を買わせようと誘惑するのも、詐欺とほとんど同じ。そういった店は客を金としてしか見ていない。金のために客と仲良くするのは人間の屑だ。

 お金を持っている祖父や父を財布のように扱うのも人間性のかけらもない。生活保護を安易に受給するもの同じだ。働こうともせずに、家族や国のお金で生活しようなんて甘ったるい。苦しみながらも働いている人は数多く存在する。

 セクハラや盗撮も女性の心を顧みられるのであればやらない。曲がった性欲のために相手に一生深い傷を負わせてはならない。やられた女性は一生心に深い傷を負う。

 他人の弱みに付け込んでブログを炎上させるのもひどい。無責任な言葉を並べて攻撃する。傷付けられるのはイヤなのに、傷付けるのは楽しい。まともではない。

 その他にもいろいろある。全てをひっくるめて相手を思いやれないからこそできる。しっかりと相手を大切にできるようになって、他人を苦しめる行動を減らさなければならない。 

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