小説『めだかボックス 〜From despair to hope 〜』
作者:じーく()

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第25箱 「いたい いたい いたいよーー!めだかちゃん!!」

























それは廊下でのこと……


「〜〜〜♪♪♪」


不知火が、口笛を吹き吹き♪廊下を歩いていると、めだかが歩いているのに気がついた。

「あれぇ お嬢様ァ どこ行くんですかぁ?」

ぽきゅ ぽきゅ ぽきゅ っと走る。

「・・・・・・・・・ ああ不知火か 役員募集会で演説を打たねばならんので 南校舎の第4会議室へ向かうところだよ。」

ため息を一つそう呟く。

「得意の演説!あたしも聞きたいなぁ〜〜〜♪」

「私としてはそんな方法で人員を増やす気はないのだがな… 気を遣ってくれた先生方の顔は立てねばならん。」

そうは言うがやはりまだ、ため息がこぼれる…

「あひゃひゃ♪けど 人吉の奴は生徒会に入る気なんて更々なさそうですけど? それに、劉一もなんと!お嬢様から逃げ切れてるみたいだしぃ♪」

ケタケタと笑いながら言う。

「・・・・・・・・・・・・ 何だ不知火 私の事が心配なのか?」

センスを構えながらそう聞く。

「まっさか!完璧超人の黒神めだかを心配する無礼者なんてこの世にいるわけないじゃないですかぁ〜♪ あっそだ! 人吉の奴には聞いたけど、なーんでお嬢様はあんなに劉一にご執着なんです〜♪」

面白おかしく聞いていた。

「ふむ…あやつは私が長年探している男に似すぎてならんのだ。劉一と言う名、そして雰囲気などを含めてな、確認できてないのは素顔だ。あの前髪が邪魔なんだがな。」

ムスッとした表情で話す。

「へぇ〜 でも〜 人吉にも聞いたけど〜 そんな 仲のよかった幼馴染だったら再会で喜ぶんじゃないかな☆ でも 劉一ってば逃げてばかりだよ♪ 人違いなんじゃないの??」

ケタケタ…笑いすぎ…

「ふむ… その線もあるとは思う。せっかく私と再会したというのにあの消極的な態度には気になる所だ。私は待ちに待ったと言うのにな。」

なんと言う自信家。

「あひゃひゃ♪ 案外もう本物はくたばったりしてたりして〜 」

なんとブラックジョーク!!

「それは絶対ありえない、あの劉一だからな!私に一言もなく、くたばる奴じゃない!」

またまた…

「っすっごい自信…」

流石に…不知火も苦笑気味…

「でもさぁ〜 勝手にいなくなったんでしょ〜?後ろめたい事あったんじゃない♪例えば…女とか☆」

ニヤリンッとめだかに言う。

「何を言う… そんなことあるわけがなかろう…」

だが、あやつはこの私の超えるべきほどの器を持つほどの男・・・ そして… 押しには弱い性格… 頼まれたら断れない・・・

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・む」

完全には否定できんな…

「ふむ… そのあたりも踏まえて、捜索するとするか、これまでの何十倍もの規模を増やしてな………」

にやり…と素晴らしい笑顔…

僅かに殺気も………

「・・・・・・・・・汗ッ」

不知火も流石にココまで食いつくと思ってなかったのか若干…どころかかなり引いていた、

(ん〜 あたしは劉一がばれないよ〜にするつもりだったんだけどねぇ〜 これ 逆効果? まっ いっか☆)

・・・・?本当にそう思ってる?不知火ちゃん? 唯劉一の反応を楽しんでるだけじゃないの?

まぁ 置いといて…

某場所では… ある人物に悪寒がかなり走っていたそうです… 苦笑

「ま〜それはそれでいいと思うよん☆ でさ!剣道場の件はどうなったんですか?」

これ以上は飽きたといわんばかりに、話題を変えた。

「私が戻るまでの間 自主練を言いつけておる。少々きつめにしてやらんとな。前に邪魔もされたことだし、それに一刻も早く剣道少年に戻してやらんといかんからな!」

邪魔…?

「(あっ なっるほどー 劉一縛ってた時かぁ〜 勘違いしたままだし〜)へーーーーー… でもその件なんですけどね そーいや 当初の差出人って一体だれだったんでしょうね?」

「む?」

めだかは特に問題視してなかったため全く考えてなかったようだ。

「確かに迷惑ちゃ迷惑でしたけど、 使ってない剣道場に不良がたまってたトコで実際困る生徒なんていないはずなのにねぇ〜」

まあ…普通ならそうだと思います!はい…でも 相手はめだかちゃんです、

「知らん そして知る気もない 匿名性がなければ目安箱の意味がないし 私は誰からの相談でも受け付ける。」

そんなのなんのその、関係ないようです!

そして 不知火がそれを聞くと…

「じゃあ 例えばあたしのクラスメイトで剣道の腕は全国クラスだけど 正確に問題があって中学時代に暴力事件ばっか起こしていたって過去を持つ日向君が差出人であっても?」

まるでさ一緒ッから答えを知ってるみたいな・・・でも…

「一向に構わん」

だそうです。

「だったらぁ・・・」

不知火がウインクしながら、

「あたしの投書でも受け付けてはくれるんですよね♪」

そう言って笑っていた。





場所は変わり…

【剣道場】

溜まっていた…じゃなく、自主練習に励んでいた、男子全員が血まみれで倒れていた…

「ったくよ〜〜 高校じゃいい子ちゃんで通したかったんだけどナ〜〜」

そう言って眼鏡を上に上げる…

「だ… 誰だ…お前は…」

1人が…頭から血を流しながらも…立ち上がろうとしていた。

「僕?僕は真面目な1年生ですよ… 真面目に剣道がしたい、真面目で真面目な男です。」

そう言い起き上がろうとした男を蹴り倒す。

「だけど聞いてくださいよ! 僕団体行動とか上下関係とか苦手でしてね…先輩とか顧問とか揉めていっつもボコっちゃうんですよ。それで試合でれねーの、」

そら出れないと思うね…

だって…ねぇ… 真面目?

「ぐっ… それでか… 剣道部休部中のココに来たのか…」

「ピンポーン!ココでなら1人で好きに出来ますからね。でも計算外!立派な剣道場には招かざる先客が!!だから例のバケモン女こと生徒会長に草むしりをお願いしたんですけど いやいやうまくはこばねーもんですねえ!! あっ 助けを期待しても無駄ですよ?今頃あの女は役員募集演説の真っ最中ですから♪」

用意周到だ…でも 演説後どうすんだろー?

まあいっか…


・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1人叩きのめされたの男は…これまで…といってもたった1日だが、

めだかとの練習を思い出していた。

自分達の…初めて頑張った姿を見てくれていた。

こんな俺達にかまう奴なんか教師にもいなかったと言うのに…

「ま…まてよ…」

立ち上がる。

「勝手なこと…吼えてんじゃねぇよ!たった今思い出したわ!オレは昔 剣道少年だったんだよ!!」

木刀をビシッ!っと突きつける。

それに続いて…

全員立ち上がった。

≪オレも… あっ おれもだ… オレなんか日本一めざす…≫

っといいながら…

「うぜえ…ドロップアウトした奴が簡単に改心して立ち直ろうとしてんじゃねーよ!!」

怒号と共に木刀を構えなおす!

「剣道三倍段ってしってっか!?僕はあんたらの3倍強いって意味だ!」

そして更に声を上げる。




「…簡単に改心しちゃ悪いの?」




日向の後ろに…男が立っていた。

「ああ“!!誰だ!!」

振り向く。



「改心する!って簡単なことじゃない。弱い自分を認めて、それでも立ち上がるってことだよ。…立ち直って何が悪い。」



劉一が立っていた。

「お前!!いつの間にそこにいンだよ!!」

木刀を突きつけながら叫ぶ。

「…不知火の情報、凄いね、的中したよ。 」

そして、倒れてる善吉を見る。

「僕の友達に何をしてくれてんだ?日向!」

そして、日向を睨みつける、

寒気が走るかのような瞳だったが、今の日向は頭に血が上っており…

「うるせぇ!邪魔をすんじゃねぇ!!僕は学園施設を不当に占拠してる雑草どもをむしってやってんだ!正しいのは僕だろうが!!」

そう言い、

劉一に木刀を振り上げた。

その時、



ガシッ!



日向の木刀が止まる。

「何!? 人吉!!」

木刀を握り締めていたのは善吉だった。

「無刀取りはムリっと… たりめーか・・・・・・」

どうやらめだかちゃんの技を真似ようとしたらしい…

ちょーーーっと難易度高いと思うけどね… 普通に奥義だし・・・?

「善吉君!? 大丈夫?」

驚きながら、善吉の方を見る。

「ん…?ああ、大丈夫・・・だ。…(善吉…君? この感じは… まさか…!!)」

呼ばれ方が気になったのか…一瞬考え込んだが、今は考えるのをやめた。

「へぇ…劉一の奴は予想外だったけど、お前の妨害は予想してたぜ。でもよー寝てりゃ良かったのによ♪」

日向は後ろに下がり、劉一・善吉どちらにも仕掛けられる位置へと立つ。

「さっき…言ってたことだけどよ、お前は正しいよ日向。だけど めだかちゃん・・・・・・はもっと正しい… めだかちゃんのやることはいつも正しいんだよ。 オレは2歳の頃からその正しさをずっと見てきた。後そこ・・の劉一も知ってるはずだ。」

「うん… そうだね。 僕もそう思うよ… 」

うんうん 頷きながら… そう言う…

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「…やっぱりめだかちゃんは正しかったな・・・ お前… あの・・劉一…なのか?」

「ああ“・・・・・・・・・・・!!!」

しまった! 痛恨の…ミスだ…

まさか・・・善吉に、いっぱい食わされるとは・・・・・・・・・

「まあ…それについては後で追求するとして…」

善吉はめだかに負けないほどのにやけ顔をつくった後・・・ 日向の方を見る。

「ってなわけだ、俺達はあいつの正しさをよく知ってる!他人のためだの人助けだの高尚な気持ちは持ち合わせていないが もしも めだかちゃんの正しさを否定しようってんなら オレはゆるさねぇ!!」

そう言って日向の方を睨みつける。

「・・・・・・ケッ お前が許さねーからなんだっつーんだよ!」

日向も木刀を握る。

そして善吉も拳を握り締めた。

「善吉…カッコいい事言ってなんだけど、ココは剣道場… 素手よりは剣道だろう?」

後ろで…ちょっとトリップしていた、劉一が再び始動すると… 苦笑

木刀を持って、日向と善吉の間に立つ。

「っておい!オレの見せ場取るなよ!」

「やかましぃ!!元々僕のほうが先だったんだだし!何より!引っかけなんてずるいじゃないか!!誘導尋問だ!!」

「ずりーってなんだよ! それを言ったらずっと逃げ回ってた劉一のほうがずっとずりーじゃねーかよ!!」

「めだかちゃんにバレたらどうなるか 身を持って知ってるじゃんか! 僕も知ってるんだ!!」

やいのやいのと口げんか…

仲の良いことで… 苦笑

「・・・・・・・・・」

日向はせっかく臨戦態勢に入ったと言うのに…無視されてることに腹が立ったのか、震えていた。

「てめーら!!僕を無視するんじゃねーーー!!」

ぐわーー!!っと切りかかる!

劉一は一瞬目を細め・・・



ヒュン……



間合いに入る!




ビシッ!ドガッ!!ッズギャン!!!




さっきまで…善吉と言い合っていた、劉一がいつの間にか・・・日向の後ろにいた。


「がはぁぁぁぁ!!!!」


そして日向は…崩れ落ちるように倒れた。


「なんだ…今の…」「あいつ何かしたのか…?」「こっちは妖術か…?」

忘れられていた剣道部の皆さん… 苦笑

突然のことに驚いていた。

「妖術って… はぁ… 今のも剣道だ、面、胴、小手…全ての場所に打ち込んだ一撃だ。あの速さなら…何が起きたのかわかんねーかもだけどな。 ってか 九頭○閃?」

善吉君解説ありがとう…でも9発もいれてないよ・・・

下手したら死んじゃう・・・ 苦笑

「ふぅ… でも 剣道なんて久しぶりだよ。」

そう言って木刀を元に戻した。

「…」

善吉は…信じられないようなものを見る目に変わっていた。

「…あんた達 自力で保健室にいけるかな?」

そう 聞くと皆「馬鹿にするな!」と言った様子だ…

流石、一日とはいってもめだかちゃんに鍛えられただけはあるなぁ…

ゾクッ… 苦笑

そして…善吉に肩を貸し、剣道場を離れた…





保健室へ向かう途中。

善吉は暫く無言だったが・・・

「・・・・・・本当に…劉一…なのか…?」

保健室へ行く間際… 善吉が確かめるように…聞く。

「…見逃して…って言っても無理だよね…?」

逆に劉一は聞き返した。最早確定って事だ!

「見逃すかよ!!一体何年探したと思ってんだ!!馬鹿野郎!!」

そう言って…

善吉はうつむいた…

「善吉…」

その両目からは…光るものが…落ちていた…

「くそっ… オレはお前に一発重いやつを入れるつもりだったのに…」

善吉は…暫く、無言で泣いていた…




【保健室】

「…じゃあ、怪我 先生にちゃんと診てもらってよ?」

そう言って、保健室を出ようとする。

「お前…また消える気じゃないだろうな…」

善吉は…出て行く劉一に問いかけた。

「消えないよ…何処にも 僕だって… 悪いって思ってるんだ… でも、めだかちゃんに明かすのはちょっと…心の準備が欲しいだけだよ。」

そう言って苦笑する。

「いわねーってんなら!オレは許さねーぞ!めだかちゃんだって どれだけ探していたと思ってんだよ!!」

「言わないわけない… ちゃんと言うよ。『ただいま』って…」

そう言って保健室を出て行った…

善吉は・・・安心していた。

彼の目は・・・劉一の目は嘘をついていない目だ。

そもそも、人を傷つけるような嘘を言う奴じゃないことは一番よく知ってる。

なぜ・・・姿を消したのか・・・

「それはまた今度だな。てってーてきに問い詰めてやる!」

善吉はにやけ顔をつくり、

そして・・・

安心して・・・暫く横になっていた。



「善吉には…あー言ったけど…やっぱり怖い…なぁ…」

でも…善吉の反応を…見ると… やはり罪悪感が劉一を襲う…

傍にいる資格なんてない…そう勝手に思い、姿を消したのに…そのせいで・・・・・・・・

「言わないわけには…いかないね… とりあえずは…」

そう呟く…

で!あることを思い出した!

「っとその前に!日向に木刀返さないと、あれ 多分自前のだと思うし!」

そう言って、木刀を取りに剣道部のほうへ…

ん?現実逃避じゃないよ!!

ほら…あれだよあれ…  苦笑

剣道少年にとっては、木刀って宝じゃん?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「さっ…いこっと…」

すたこらと 剣道場へ向かった。





「くそ… 御神劉一… 無茶苦茶じゃねーか!なんだよ…あれ… 剣道で… 僕を…」

日向は壁にもたれかかりながら、歩いていた。

「…いっつも、不知火の奴に…服従してんのに… 反則だろ!!・・・だが!」

そう言うと気合を入れなおし、拳を握る、

「絶対に!!このままじゃすまねぇ!! いつか ギッタンギッタンにしてやるぜ!!」

グググ…っとリベンジオーラを…

「いつかって、言わず 今でもいいよ?僕は、」

すぐ後ろで、劉一が立っていた!

「ひええええ!!おっ おまえ!!!」

びっくりして 後ろに倒れこむ、

「そこまで驚かすつもりじゃなかったけど… まあいいや、はい!これ、」

そう言って倒れてる、日向に木刀を返す、

「ッツ!!」

「これ 君のだろ?手入れも剣道場にあったやつより遥かにいいし、手入れも良くやってる。よっぽど剣道好きなんだね?ちゃんと持って帰りなよ。」

そう言うと…

日向に背を向ける。

「まっ… まちやがれーー!!じょーとーだ!!今からリベンジだぁーー!!」

そう言って…木刀を振り下ろす!

なぜなら、相手は丸腰!!

今なら!!って思ったんだろう…

でも…

フサァ・・・・・・・

劉一の前髪を掠らせた程度で、木刀は空を切った…

「うん… 一撃の早さも踏み込みも悪くないと思うよ。 でも、道がついてる武道をこれ以上汚すもんじゃないよ、日向。」

そういって、日向を見なおす。

「て…てめぇは宮本武蔵かよ!!一寸の見切り!!??」

更に驚いていた…日向君。

「はぁ…だれが…武蔵… まあいっか、 君には後でめだかちゃんに説教をしてもらった方が良さそうだ、僕より、効き目があると思うしね、」

そういうと露骨に嫌がっていたのは日向君、

まあ、知らないけどね♪

匿名で目安箱にでも入れておこう!

「さて… 木刀も返したし…善吉も保健室、情けをかけるのは日向に失礼だし… よし 帰るかぁ!」

ぐーっと…腕を伸ばし…

歩いていこう…っとしたその時…

だれかが・・・・ 帰り道をふさがんとするよーに…

立っていた…

わなわな・・・っと体を震わせて・・・

え“え”・・・・・・

「りゅ…りゅういち・・・・・・・?」

めだかちゃんだ…

あれ・・・・・・?

何度も…顔を合わせてるし…

初対面じゃあるまいし…

何この「正体はわかったー!」ってきな空気…

そもそも…僕にはカツラが…って…

「あ“あ”!!さっきので!!」

見事に、前髪が…吹き飛んでいた…

「りゅういちぃぃぃーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

途端にめだか ロケットスタート!!



ドガアアアアアアアア!!!



「ひゃあああああああああ!!!!!」


抱かれながら… 吹き飛んでいったのは言うまでもないだろう…

10m?いや… 校舎に当たってなかったら、多分…もっと…

「ばかものーーーー! やはりお前だったんだな!!何故黙ってた!! それに・・・ いったい…いったい… どこにいたのだ!!」

抱きしめながら… ただただ泣き続けた…

ミシミシミシ…

ミシミシ…

ミシ…

ボキ?

「いたいいたいたい!!いたいよー!!めだかちゃん!!」

前も…あったなぁ… こんなの…あの時の比じゃないけど…

っと薄れ逝く意識の中で・・・

ひええ! 気絶できない!!

「いたぁーーーーい!!!!」

ひええええっ!!!!!っと叫ぶ劉一くん。

「うわぁーーーーん!!!!」

感慨極まり嬉し泣きを続けるめだかちゃん。

この…パワーアップ版、鯖折は…

暫く続きました…

何せあの時と違い、止めてくれる人がここにいないしね・・・・・・・・・・

-26-
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