小説『五番目のピエロ』
作者:神使 零耶(*零耶の図書室*)

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

今日も踊り狂いしピエロ。

魔性の檻は開かれ、火の輪をくぐった猛獣のように街を今日もさ迷い歩く。


優しくて暗い目をした七番目の手品師が

「ここから逃げ出そう。」

と、あまい誘いをかけてきた。

僕はその誘いを無視してすぐさまサンタさんに教えてあげた。

「サンタさん、裏切り者がいます。」

次の日に手品師は行方知れずとなった。


僕の頭を優しくなでる暖かい手・・・。

サンタさんの手のぬくもりはまるで―――。



-4-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




ボカロPlus Vol.1(ロマンアルバム)
新品 \1575
中古 \144
(参考価格:\1575)