俺の名前は黛朔也、平々凡々な高校生だ
だが、今の状況は平々凡々所の騒ぎじゃない
?「黛朔也さんですね?脱走罪の容疑であなたを拘束致しますの」
全く予想していない出来事が起きている
端から見れば、目の前にいるツインテールの女の子が意味不明な言葉を喋っているように見えるだろう
しかし俺自身としては決して意味不明ではなく、かと言って笑える訳でもなく、今の状況の打開策を考えるのに必死だった
朔也「いきなり現れて何なんだアンタは?病院行くか?」
?「とぼけないで戴きたいですの、私には全て分かっておりますのよ?」
朔也「へぇ…何が分かっているんだ?」
?「あなたが学園都市からの脱走者である事、ですわ」
…ヤレヤレ、知らんふりを決め込もうと思ったが…無理みたいだな
朔也「……悪いが風紀委員(ジャッジメント)さん、場所を変えさせてくれないか?ここだとあまりにも怪しまれる」
?「構いませんわよ、ですが逃げたりした場合…お分かりですわよね?」
朔也「そんな無粋な事はしないよ」
逃げた所で行くアテも無いしな
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