…苦しい…い…きができ…ない…!
「んぎゃぁ!おぎゃあ!」
っはあ!息、できた…
あれ?
「おぎゃぁ!おぎゃぁ!」
俺の口から赤ん坊の泣き声がする…
「よかったですね!元気な男の子ですよ!」
「…***、****…****!」
何言ってんだこの女性?
そうだ!耳に集中…集中…
「神様、ありがとう…看護士さんありがとう!ありがとう!」
バンッ
「産まれたか!よかった、よかった!」
いきなり部屋に飛び込んできたスーツ姿の男性が父親?女性が母親?
まさか…赤ん坊からのリスタートかよぉ!
〜その日の夜〜
「さて、ちゃんと転生できましたね。」
俺は赤ん坊からなんて聞いてねーぞ。
「ええ、言ってませんもん。赤ちゃんからなので能力は4分の1まで下げときますね。
6歳で半分、中学で4分の3解放します。全部は開放しません。これを言うの忘れてたんですよ。
ちなみに、一応指輪は原作と同じころに届くようにしますので問題ありません。あと、アルコバレーノにばれると厄介なので気配を抑えるリミッターを送ります。これは肌身離さず持っててください。
これは能力も抑えるものになるので、これ外しますと、体力が満タンで10分間もちますが、体にすごい負荷がかかるので気を付けてください。」
…それちゃんと伝えろよ!超大切なことじゃん!
「だから伝えに来ましたよ。ちなみにリミッターは十字架のネックレスです。ネックレスの紐は変えていいです。母親がキリスト教だったので。」
はいよ。
「それでは、第2の人生をお楽しみください。」
〜母親視点〜
二男の玲人はほんとに手がかからないわね…?
お兄ちゃんで散々手を焼いたからまた手がかかるもんだと覚悟していたんだけど…
ま、楽なのはいいことよね!夜しっかり休めるし!
ほんと夜泣きがなくて助かるわ…お休みなさい……