俺は月組らしい。
そこで簡単な説明をされた。
次に先生が『じゃぁ簡単な自己紹介をしていきましょう!』
なんて言ったからあの見たことあるようなツンツン頭は誰だろうなんて考えてる場合じゃなくなった。
だって自己紹介だよ!?これで友達ができるかが約80%決まるといっていい。
まあそんなに焦らなくてもいいか。なんてったって、俺は後ろから5人目だかr…
「「じゃんけんぽん!」」
「はいじゃ、負けちゃった方の子からね。どうぞ。」
「はーい!あたしの名前は…」
おいおいおいおい!なんで後ろからなんだよやべえ、えっと、今言ってんのは後ろから2番目の子で、その次の子のやつをパクってアレンジすればっ!
「次の子、どうぞ。」
「僕の名前は、まだに ゆうきです!好きなことは、ヒーローごっこ!」
「はいよくできました!次の子どうぞ。」
なんだ自分の名前と好きなことでいいのか。ありがとうえっと…活発そうな男の子!
「〜はいよくできました!次の子どうぞ。」
お、おれの番だな。ここは子供っぽく…
「はい。僕の名前は、おりかわ れいとです。好きなことは、寝ることです。よろしく!」
ふう。子供っぽくできたかな…そうだ。気になってるやつの名前を聞いとかないと。
「はい!僕の名前は、さわだ ちゅなよしでしゅ。すきなものは、お母さんの料理でしゅ。」
なんてっこった…原作の主人公のツナじゃん!てか3回もかんだのに自己紹介をやりきるとかすげえな!!
これは…幼馴染兼お守りになる予感が…
「はい!これでみんな自己紹介が終わったね!じゃあみんな、これで今日はおしまいですが、明日も元気に来てください!きりーつ、れーい、さよーなら!」
「「「さよーなら!!」」」
「おい。」
あれ?あの活発そうな男の子…?
「なあに?」
「お前ほんとに男なのか?」
…まさか女だと思われてたのか?!
「ああ。男だが…」
「んーじゃ、お前のあだ名、『男女』な!」
「なっ!」
まさかの俺がいじわるされる役かよ!
確かにクラスに一人はいたけど…よりによって…
でもこれ今なら実力行使で何とかなるんじゃ…
いやいや、こいつらだけで他に友達できるかもしれないしな。
ここで悪評を作っても仕方ない。
「おーい。さわだつなよし!」
「なーに?…あいてっ!」
「ぎゃはは!なんもないとこで転んでやんの!お前のあだ名は『ちゅな』な!!」
「あう〜…」
もう一人いた…どーせこれから仲良くなるんだ、今からでもいいだろ。
「大丈夫か?」
「うん、ありがと。」
「おれ、折川玲人っていうんだ。れいとって呼んで。よろしく。」
「うん。ぼくさわだ、つなよしっていうの。ツナって呼んで。よろしくね!」
「ところで突然だけど、ツナはおれがあの男子たちが明日からちゅなって呼ばなくしたら怖くなる?嫌いになる?」
「ううん。ぜんぜん?」
「そっか。」
「うん。せっかく友達になれたんだもん。きらいにはならないよ?」
「ん。じゃ、また明日な!」
「うん!またあした!」
さてと…あそこで仲良くサッカーをしてますが…締めますか。キュッと。
「ねえ。」
「なんだよ俺たち今サッカーしてんだけど。あ、もしかして入れてほしいの?男女なのに?入れてやるか?みんな!」
「入れるわけねーじゃん!」
「そうだな!入れられねーな!」
「だれも入れてくれなんて言ってないぞ。俺はただ、俺の男女っていうのと綱吉のちゅなっていうのをやめてくれって言いに来ただけだぞ。」
「えー。やだ。」
「そうか。じゃあ実力行使するけどいいか?」
「実力行使って何?」
そういえばまだ相手は幼稚園の年少だったな。
「ケンカで勝ったらもう言うなっていう意味だ。」
「へー!いいぜ!うけてたーつ!」
「じゃあルールは相手が地面に頭をつけたら負けな。」
「それでいいぜ!かかってこい!」
「じゃあいくぞ。」
俺は軽く走って相手の目の前で急停止し、相手の顔を持って後ろに押した。
それだけで相手は何が起きたのかわからないという顔で転んでいた。
そこで俺は馬乗りになって、相手にもわかるように大振りにこぶしを振り上げて…
ズガァァン!!
振り下ろした。
相手の顔の1cmくらい横に。
相手は今にも泣きそうな顔で地面に寝転んでいた。
「…もし。」
びくんっ
おーおー、こりゃトラウマ作っちゃったかな…
「これからも男女とか、ちゅなとか呼んだら…わかってる?」
こくこくっ!
「んじゃ、また明日ねー。」
〜間多荷視点〜
「なんだあいつ…こえぇぇぇ!」
ふと横を見ると、そこには、ひびと、小さな握りこぶしマークがついていた…
――あとがき(?)――
すいません。作者は幼稚園の最初の日とか全然覚えてませんww
とりあえず、ツナと主人公をくっつけなければと…
しかもツナの性格がおかしいかもしれませんがなにとぞご容赦を!ww