小説『短編恐怖物語集』
作者:Maifa(アクアマリン)

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凛「みんなぁ!
  そろそろ夕飯にしよ!!」



龍一「おっ待ってました!」



龍二「やっぱこういう時はカレーっしょ。」



崇「すっげぇー!!
  さっすが凛、見た目は満点!!」



凛「たーかーしー?
  見た目はってどういう事?」



崇「ごめんごめんって!」



私たちは今日、龍一と龍二が部活で優勝したのでお祝いも兼ねて山に旅行に来ていた。
皆で旅行に行くのは初めてだけど、すごく楽しくて時間が過ぎていくもの忘れていた。

旅館には今日は客は少なかったので、せっかくだから料理をさせてもらってカレーを作った。
カレーを食べているときも、皆は一緒に笑い話をして笑顔だった。
そしてカレーを食べ終わったとき、崇がこんな提案をした。



崇「なぁみんな!
  記念に写真でもとらねぇ?」



龍一「おっいいじゃん!」



龍二「じゃあこのフロアの担当の女将さんに頼む?」



凛「だったらお皿取りにもうすぐ来るんじゃないかな?」



私がそう言ったら、ちょうどいいタイミングで女将さんが来た。



女将「お皿を取りに参りました。」



龍一「女将さん、俺たち記念に写真撮りたいんですけど・・・シャッター押してもらってもいいですか?」



女将「あ、はい。
   私でよければ。」


女将さんは快く引き受けてくれた。
崇が女将さんにカメラを渡す。


私を真ん中にして左右に龍一と龍二。
そして後ろに崇が立った。


女将「それではいきますよー?
   ・・・・・はい、チーズ!!」


  カシャッ


女将「はい、綺麗にとれてます。」



龍二「ありがとうございます。」



女将「いいえ。
   では、わたくしは失礼いたします。」


女将さんはそう言って私たちが食べたカレーのお皿を持って出て行った。

そして私たちはそれから数時間後、眠りについた。




→2Pあります。

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