小説『One Piece ~カイの冒険~』
作者:にょにょにょ0812()

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sideカイ

「ハロー麦わら」

「こんにちわー!」

ディラックの海でいきなり甲板の上に出る


「おぉ〜!スッゲー!!」

「おお!!綺麗なレディ!!」

「な…なんだね君たちは!!」

「え!?どこから現れたの!?」

「!!!」

「まぁまてよゾロくん」

一人だけ俺に対して殺気を向けてきた

「「「「な!!」」」」

「ジャンに武器向けるとか…僕に殺されても文句言えないよ?」

ジャンが創り出した縄でゾロだけ縛る

「全く見えなかった…」

ナミが唖然としている

「ゾロ!そいつは俺を助けてくれたんだ!だから大丈夫だ」

「…そうか」

殺気を解いた瞬間に縄も消える

「お!ナミじゃん!おひさ〜」

「あ!」

おいおい…忘れられてたのか

「カイ兄!!」

ナミが抱きつく

「「「「な!!!!」」」」

「…カイ…?」

麦わらたちはいきなり抱きついたナミに唖然

ジャンは俺をジト目で睨んでくる

…まあ今は無視だ

「すまんな、ジャンの修行をしててナミのところへ行くの忘れてた」

「ちゃんと来るって言ったのに…」

「はっはっは…すまんな」

俺は笑ってごまかす






「というわけだ」

ナミとの関係を話すと納得していただけた

「よし!お前の名前教えてもらうぞ!」

「さっきも言ったがカイだ、一応懸賞金付きの海賊だ」

「驚かないでよ?カイ兄の懸賞金は」

「10億ベリーだよ」

ジャンがナミのセリフを横取りする

「「「「じゅ…10億!?」」」」

「ああ」

にらみ合ってるナミとジャンはほっといて

「海神のカイだ、名前ぐらい知ってるだろう?」

「マジで海神かよ…」

ウソップとサンジは唖然としている

…ゾロとルフィは挑みたそうだな

「麦わら、ゾロやめとけ、俺には触れんから」

「「!!」」

ちょっとこの言葉にはカチンと来ているようなので

「じゃあジャンに少しでもダメージ与えられたらやってやるよ…聞いたかジャン」

「ボクはいつでもいいよ」

ジャンがあくびをしながら言う

「いい加減にしやがれ!」

なめられっぱなしのゾロが斬りかかるが

「「「「「な!」」」」」

覇気無しじゃロギアは斬れない

「今回は何にしたんだ?」

「ん〜酸素」

今回のジャンは酸素人間になったようだ

「コイツさっきのケムリンと一緒か!」

ルフィが腕を伸ばして殴ってくるが当然効かない

「もう諦めなって」

ジャンが海の方を向き酸素を遠くで一箇所に集めてる…ヤバ!

「ボンバー!!!」

ジャンの元気な声と共に直径一キロほどの火の玉が爆発した

「「「「「!!!!!!」」」」」

ジャンの攻撃に驚くと同時に

「もうちょい手加減しろよ…」

「カイゴメンネ〜!でも今のが一番手加減した攻撃なんだけど」

その攻撃の余波を片手を突き出して、たった一枚の薄い壁のようなものだけで防いだカイにも絶句していた

「…修行決定」

「イヤ〜!!!!!」




「わかったか?実力?」

「俺じゃどうにもなんねぇ…」

「ああ…」

ルフィとゾロがしょんぼりしている

…空気が重い


「麦わら」

「なんだ?」

顔を上げて聞いてくる

「なんで効かなかったのかわかるか?」

「…わかんねぇ」

ここで俺は悪魔の実には三種類あることを教える

「…んでジャンが食ったのはロギアのアトアトの実、原子人間だ」

「原子って!何にでもなれるじゃない!」

「そうだよ〜」

そう言ってジャンは鉄になる

…つーかいつの間にか全員聴いてるし

「最後に一つ!ロギアも無敵じゃない、攻撃を当てる方法がある」

「…それは?」

ウソップが聴いてくるが

「まぁ旅の中で見つけてくれ」

「オイ!!」

(笑)




「そういえばカイ兄はなんの実を食べたの?」

「…ロギアでありパラミシアでありゾオンでもある実だ」

「は?」

ナミだけでなく全員が首をかしげている

「まあ俺は教えねーよ?」

全員ブーブー言っているが無視する




「じゃあ俺たちはもう行く」

「おう!いろいろありがとな!」

「気にするな、じゃまたな」

「バイバ〜イ」

ジャンが手を振りながらディラックの海に飛び込んでくる


さあどうなるかな、麦わらの一味

-10-
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