珱嗄side
さて、作者が迷走中だからしばらくは俺視点で行かせてもらおう。まぁ俺がセクハラという暴走をし始めたからどうすればいいのか分からなくなったんだよね。で、考えた結果一人称を主人公に変えることにした訳だ。
まぁそれは置いておいて、目の前にはセクハラされて憤慨している高町なのはと彼女に墜とされたティアナがいる。スバルもティアナの傍らにいるのだが、特に意味は無いので除外。
「それじゃあ掛かって来い。でも、そこから少しでもこちらに入ってみろ……その瞬間俺はお前の首を落とせる」
「っ……」
なのははそれが分かっているのか、その場から固唾を飲んで動かない。レイジングハートこそこちらに向けているが、結局魔力を収束することも出来ない。実質、もはやなのはの取るべき手段は降参くらい。敗北は必至だ。
そして、それを見ているティアナなんかもう悔しそうに歯噛みしてる。こちらからするとざまあみろと言いたくなる表情だ。
「ま、動けないならいいさ……じゃあ言いたい放題言わせてもらおうか」
実際、言いたい事は幾らでもある。なのはやティアナに限った話ではないが、特にこの二人はそうだ。頭は固い、頑固で、自分の考えを曲げず、その癖不器用で、人に迷惑ばかりかける。うざったらしいわ。
「とりあえず、正座」
「え?」
「は?」
「正座っつってんだろ。ティアナ、何寝てんだ人が話してる時に寝てんじゃねぇよ」
俺はティアナの下へと移動し、その場に正座させる。スバルのウイングロードの上だが、別にいいだろ。
「おい、そこの白いの。お前も此処に正座」
「あ、はい」
なのはを呼んでティアナの横に座らせる。二人とも俺に怯えている様な表情を浮かべていた。そして、俺はそんな二人に対して、言いたい事を述べまくる事にした。
「お前らさ、強くなりたいだの訓練は間違ってるかだのそういう事を言い合ってんじゃねぇよ。もうそういう次元超えてんの、どっちかが妥協しないといけない訳だよ。というか、なのは。お前は不器用過ぎるだろ。小学生時代のお前は何処行ったの? 成長したらコミュニケーション能力が落ちてるってどういう事? 馬鹿なの? 死ねば? 行動で示せばだれもが付いて来てくれるとでも思ってんの? 皆がお前の言いたい事察してその通りに動いてくれると思ってんの? ならお前は筋金入りの馬鹿だ、幼少期からやり直せ。小学生時代はお話したいとか言ってぶつかってたお前の方がまだマシだわ。伝えたいなら言葉で直接言えや。
それとティアナ、お前はお前で何をムキになってんの? 大体、お前みたいなガキが短い期間で大幅に実力あげるなんて無理に決まってんだろうが。それに、お前のやってる早朝深夜の訓練。アレ全くの無駄だからね? 訓練のやり方根本から間違ってるからね? 言ったよね? 休息を入れないと意味ないって。お前話聞いてなかったの? お前も死ねば? あと、ヴィータからお前の過去の事を聞いたけど、兄貴の魔法を証明したいんだって? お前みたいな奴が一年や二年でそんな事できると思ってんのか。せめて10年とか長いスパンで物事を考えろや。何を焦ってんだよ。それに、今のままじゃ100年経っても無理だよ。諦めな。
そんで二人ともに言える事なんだけど、俺正直説教とかシリアスな展開とかそういうの嫌いなのね? そんな俺になんでこんなことさせてんだよ。めんどくさいったらありゃしねぇ。ぶっ飛ばすぞお前ら。全く、他人に心配かけた挙句、全く興味もない俺がお前らの説教係にされてんだぞ。ちっとは反省しろ。分かったか」
「「ハイ、スイマセン……」」
「あと、お前らは暴力でしか物を言えないのか? 話が通用しなかったら叩きのめすって? 肉体言語にも程があるだろ。だから魔王だの言われるんだぞ砲撃娘。いい加減加減と穏便な話し合いを覚えろ。小さい頃からメンドクサイ奴とは思ってたけど、フェイトと違って何も成長して無いなお前。身体だけでかくなりやがって、精神も少しは成長しろ。退化させてんじゃねぇよボケ。その髪の毛引き抜いて女としての尊厳を消し飛ばしてやろうか。後聞きたいんだけど、次元犯罪者がいるから魔法が戦闘手段になる事に関してはいいとして……お前らの魔法ってのは喧嘩に使う物な訳? 違うよね? 私利私欲で魔法を使うのは犯罪者だもんね? 管理局のエースと化か俺的にはあまり認めたくないレッテルを張られてるお前がまさかそんな事する訳ないよね? 一応正義を名乗ってる奴らの仲間だもんね?」
「……わ、分かったよ。分かったからもうその辺で止めてよ……」
「すいませんでした……」
ふと二人を見ると、ティアナは土下座しているし、なのはは足の痺れを堪えるようにプルプルと震えている。見ているとなんだか滑稽だ。笑えて来る。
「分かった分かった……それじゃあそろそろ……」
「「!」」
俺がそう呟くと、二人はぱぁあ! っと表情に花を咲かせた。だが、俺はそんな二人をどん底に叩き落す。
「止めるわけないだろう。最近暴れることもなく、戦うこともなく、こんな妙な面白みもない問題を解決しなくちゃいけない状況に巻き込まれているんだ。正直、イライラが溜まってんだ。少し付き合って貰うぞ。話が終わったら喧嘩でも何でもやって勝手に自滅して、死ね」
俺は自身より幾分頭が下にある二人を見下して、冷たくそう言い放った。
◇
それからという物、俺となのはとティアナは場所を移して永遠心をえぐる言葉を吐き掛け続けた。その横ではフェイトとライトニングが模擬戦を行っていたが、関係無い。
俺の精神破壊攻撃はフェイト達が止めに来るまでの2時間、ずっと続いた。結果、なのはとティアナは真っ白になってピクリとも動かなくなっていた。
「………ティアナ」
「………なんですか」
「………もう少しだけ、皆を信じてよ。ティアナは一人じゃないんだからさ」
「………そうですね……スイマセン。私が間違ってました……一人で突っ走って、もっと大事な物を失う所でした」
「「………」」
こうして、なのはとティアナは無事仲直りできたとさ。めでたしめでたし
「めでたくないよ!?」
フェイトはそう言って、なのはとティアナを慰めつづけるのだった。さて、それじゃあ俺は今日の夜中の事を考えるとしよう。さっき寝てる間にセクハラするって言っちゃったもんなぁ……さて、何をしようかな。こういうときは時に鬼畜な提案してくる彼らの力を借りよう。
たらららったら〜、2○ゃんねる〜。
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1 : 管理局の白い魔王にセクハラするけど、提案くれ- 2013/01/05(土) 21:11 ID:killyou
ってことで安価≫5
5 : 以下、名無し - 2013/01/05(土) 21:15 ID:hodueheou
全裸にして野外に吊るし上げ
6 : 管理局の白い魔王にセクハラするけど、提案くれ- 2013/01/05(土) 21:11 ID:killyou
ありがと、そうする。
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その次の日の朝、高町なのはとティアナ・ランスターは全裸に簀巻きという形で六課の隊舎裏の木につるされていたのをフェイト・テスタロッサに発見された。