小説『スイーツバトルロワイアル』
作者:Mr,後困る()

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13 アイスクリームも悩んでる

3:00 との8

「・・・・・はぁ」

私は腰を下してここに来てから数十回目の溜息を吐いた
私はアイスクリーム(ストロベリー)(以下苺)・・・・・

苺「どうするかなぁ」

私が居るのは地図上では一番すみっこの場所、ワープさせられてから殆ど動いていない
何故、と問われれば答えは一つ戦いたくないから・・・

苺「はぁ〜」

何でこんな事になったの?私は普通に食べられる為だけに生れてきたというのに・・・
それが何で殺し合い?意味が分からない、お菓子と殺し合いの共通点を教えてくれ

苺「他の味達(アイスクリーム達)は何してるんだろ・・・」

私は海を眺めながら、独り言を呟いた・・・
BANBANBANBANBAN!!!!!

苺「ひっ!?何!?」

銃弾の音が遠くの森から聞こえて来た

同時刻 への7

「ぎゃはははははははははwwwww」
「このイカレ野郎がぁぁぁ!!!」

俺はアイスクリーム(チョコレート)(以下チョコ)
目の前で狂ったようにリボルバーを乱射しているのはアイスクリーム(抹茶)(以下抹茶)
幸いここは森の中だから隠れる場所に不自由はしない
だがこちらが圧倒的に不利だ、あちらの武器は拳銃、こちらの武器はソーダ
どうやって戦えというんだ!!馬鹿じゃないの!?意味が分らん!!
ここは説得するしかない!!できるか?できるさ!チョコレートと抹茶の差を教えてやる!!

チョコ「抹茶ぁぁ!!お前は何故俺を攻撃する!!同族同士で争う必要はないだろ!?」
抹茶「・・・・・」

銃の乱射が止まった、思いとどまったのか?俺が顔を出すと

BAN!!BAN!!

頬を掠った

チョコ「っ!!」
抹茶「ざまぁwwwww」

その後も撃ち続ける抹茶、さっきの攻撃で分かった、こいつは説得に応じない
では弾切れを狙うか、リボルバーだから6発だよな?
さっきから6発ごとに弾丸の音が途切れているし
俺は奴の弾丸の音が途切れた時点から弾丸の数を数えた
1・・2・・・3、4・・・5・・・6!!
今だ!!俺は物陰から飛び出し奴に殴りかかった!!だが!!

BAN!!

なっ!?俺は脚を撃たれた!!何故!?弾は尽きている筈っ!!

チョコ「弾切れじゃないのか!?」
抹茶「wwwwwこれwwwww8発式wwwww」
チョコ「なっ!!??」
抹茶「テラマヌケwwwww」

完全に油断していた・・・こいつがわざわざ6発毎にリロードしていたのは
俺を誘っていたのか!!!畜生!!こんな所でくたばるのか!?

抹茶「バイビーwwwww」

奴は俺に向けて銃を・・・

バシュ!!シュー

抹茶「!?何・・・・・だぁ・・・・・」

倒れる抹茶、俺も意識を手放した





銃弾の聞こえる場所に向かうと抹茶味がチョコ味を殺そうとしていた
私は咄嗟に支給された催眠ガス弾を専用の銃に入れて撃った
少し経って私はガスが引いている事を確認してチョコの近くに駆け寄った

苺「はぁはぁ、良かったぁ〜」

私は何とか間に合った様だ、チョコ味は足を撃たれた様だがまだ生きている
弾が一発しか無かった当たるか心配だったけど効いているみたい
私は弾が無くなって使い道が無くなった専用銃を捨てると
抹茶味から拳銃と弾を奪い取った

苺「とりあえず、ホテルとかいう場所に行って治療させないと」

私はチョコ味を背負ってホテルに行く事にした
私はさっきまで一人で落ち込んでいた、でも私はお菓子だ
お菓子は人の為にある!!だから私はこの戦いを止める事にした

残り72名

アイスクリーム(ストロベリー)
状態:健康
道具:支給品一式
武器:8連発リボルバー、弾
思考
1.この戦いを止める
2.ホテルに行ってチョコ味を助ける

アイスクリーム(チョコレート)
状態:足に被弾、眠り
道具:支給品一式
武器:ソーダ入り2リットルペットボトル
思考
1.このバトルロワイアルに勝ち残りアイスクリームに繁栄を!!
2.ZZZ・・・ZZZ・・・

アイスクリーム(抹茶)
状態:健康、眠り
道具:支給品一式
武器:無し
思考
1.このゲームを楽しむ
2.ZZZ・・・ZZZ・・・
※への7に催眠ガス弾発射用銃が放置されています

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