小説『スイーツバトルロワイアル』
作者:Mr,後困る()

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15 バトルロワイアルin廃工場

4:00 にの3、廃工場

俺はソフトクリームだ、地の文に成り済ますまそうと思ったがどうやら
ステルス迷彩の電池切れらしい、懐中電灯の電池と同じ規格だから
いざとなったら使えるが今は止めておこう、今は誰もいない
探索に集中しよう、この工場には何かのバッテリーがあった
かなりでかくて重かったので運ぶのは諦めた
他に武器になりそうな物にガソリンがあった
だがポリタンク一個は重いしでかいので支給された水を飲み干し
空いたペットボトルに詰め替える事にした
そして鉄パイプ、これは鈍器として役に立つだろう
この廃工場のシステムはまだ生きているらしくクレーンとか
ベルトコンベアなどはまだ作動するらしい、俺はこの工場の制御室で
誰かが来るのを待ち、来たらここから仕掛けを作動させそいつを殺す事にした
そうして待ってかなりの時間が経った、外が騒がしくなった
どうやら来たようだな

私はティラミス、来る途中にあったボロボロの建物に行く事にした
誰か居ると良いなーと思いながら、何か声が聞こえて来た
・・・鬼ごっごしてるのかな?それにしては何か前の人今にも死にそうだけど・・・
ま、いっか!!とりあえず私は棍棒を取り出してお兄ちゃんに駆け寄った

ティラミス「お兄ちゃんあっそぼー!!」

俺の耳に小さな少女の様な声が聞こえる、横目で見ると棍棒を持った少女がこっちに来る!!
しかも何か棍棒に血ぃ付いてるし!!

チョコレート(以下チョコ)「ぎゃあああああ!!!また何か来たぁぁ!!!!!」
ホワイトチョコレート(以下白)「私達ってあの変なのと同じ分類?」
ビターチョコレート(以下黒)「いやだなぁ、あたし達はお前の愛の為に戦っているんだ
あんな天然殺人鬼と一緒にするな」
ティラミス「お姉ちゃん達も遊ぼー!!」
白「今、チョコ君を追いかけているので後でお相手します」
ティラミス「じゃあ誰がお兄ちゃんやっつけられるかきょーそ−しよ!?」
黒「ははは!!!それ良いなぁ、じゃあ殺るか!!」

後ろで俺を誰が一番早く殺すかと言う世にも恐ろしい競争が始まった
俺は廃工場に突っ込んだ!!月明かりが照らす中で俺は電動自転車から降り
隠れる場所を探した、とりあえず鉄の箱の中に隠れた

黒「ははは何所に隠れたんだよ、チョがっ!!!!」

何かが刺さる音が聞こえた、仲間割れか?

白「ビター!?」
ティラミス「お姉ちゃん!?」

・・・違うのか?俺は恐る恐る覗くと、クレーンのフックが首に突き刺さった黒の姿が・・・

白「誰かがクレーンを操作した!?ちょっと制御室に行って来て!!」
ティラミス「えー何で私が・・・」
白「君と遊びたい方かも知れませんよ?」
ティラミス「じゃあ行って来る!!」

そう言って元気に駆け出す少女

白「さぁて、チョコ君出て来て貰いますかぁ?」

俺は無視した、箱の蓋を閉じて蹲った

白「居るのは分かってますよぉ?そこの鉄の箱の中ですよね?」

・・・・・糞、ばれていたのか・・・

白「分かりますよ、貴方の息遣いや匂いはバッチリ分かります」

こいつがここまで異常だったとは・・・
はっきり両方とも告白された時断っておけば・・・こんな事には・・・

白「さぁて、それじゃあビターのチェーンソーで箱ごとぶった斬って差し上げます!!」

ギャアアアアアアアアン!!!ギャアアアアアアアン!!!
チェーンソーの音が聞こえる、俺の意識はここで途切れた

ティラミス「ここが制御室ね、お邪魔しま・・・誰も居ないじゃない」

ちっー!!お姉ちゃんに一杯食わされた!!
・・・あの黒いお姉ちゃんを殺したらさっさと逃げちゃったのかな?
クレーンを動かしたんだし誰かは居たよね・・・あっ!!良い事考えた!!
クレーン使ってお姉ちゃんKILL!!そしておにーちゃんもやっつける!!
これで良し、クレーンの動かし方は・・・マニュアルはこれね・・・
クレーンの動かし方は207ページ・・・っとこれね、ん?
何か上に落書きしてある?『馬鹿』?何これ?

ガンッ!!

!?痛い・・・誰かに後ろから頭を殴られた・・・?誰?何所に・・・?

ガンッ!!

・・・前から衝撃が来た・・・・・何で誰も居ないのに・・・

ガンッ!!ガンッ!!ガンッ!!

・・・私は意識が遠のく中で私は変な物を見た走馬灯・・って言うのかな

『俺達菓子は食われてナンボの存在!!それが戦うだと!?この世の理から外れてんだよ!!!』
『菓子が遊んだり勝手に動き出してみろ世界は大混乱に陥るぞ』

・・・さっきのお兄ちゃんの説教かぁ・・・何でこんな事思い出しているんだろう?
あーあ、次に生まれる時は人間が良いなぁ・・・・・

ガンッ!!!!!



ギャアアアアアアアアン!!!ギャアアアアアアアン!!!アアアアアン!!!

白「意外と硬いねぇー」

私はチェーンソーでチョコ君の入ってる箱を斬ろうとしているんだけど
全然斬れないんですよ、非常に困りました、チョコ君は気絶してしまうし・・・
普通に空けて大鉈で殺してあげますよ・・・フフフ

ガコン!ギィーイイイイイイ

ん?何ですか?後ろからですね?ベルトコンベア?
・・・あーさっきの女の子の死体が流れてきました、返り討ちにされたんですね

白「間抜けですねー、じゃあ先に」

ヒュ!!ザシュ!!バァァ・・・

何かを投げつけられた私はとっさに鉈で斬り落とした
投げつけられたのはペットボトル、中身が床に零れ私にも少しかかってしまいました
この匂いは・・・ガソリン!?

ヒュ!!

何かが投げられました、鉄パイプの様です、地面に当たり火花が上がりました
そして・・・・・

ドカン!!!

白「ぎゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」

爆風で吹き飛ばされ足が燃え始めました、私は足を斬って燃え広がるのを食い止めましたが・・・
ああ、意識が遠のいてきました・・・私はここまでなのでしょうか?
せめてもう一度・・・チョコ君の顔を・・・・・



ティラミス「ここが制御室ね、お邪魔しま・・・誰も居ないじゃない」

残念だが居るぞ、ここにな、この餓鬼は暫くふてくされていたが
何かを思い立ったのかマニュアルを見始めた、馬鹿の落書きのページを見た時に
俺は後ろから鉄パイプで殴り殺した、こいつの武器の棍棒は俺には重すぎるので放置することにした
だが水と電池は頂いていこう、俺はこいつの死体をベルトコンベアに乗せて
ベルトコンベアを動かした、さっきの女はこいつの死体を見ても
全く動揺しなかったのでガソリン入りのペットボトルを投げつけた
案の定持っていた鉈で斬り落としガソリンが床に零れた
そのガソリンめがけ鉄パイプを投げた、火花でガソリンに引火し
奴はぶっ飛んだ・・・はははこれで皆死ガっ・・・・・
・・・・・何が起こった?・・・俺は胸に強烈な痛みを感じた
何かが刺さっている?・・・見てみると鉄パイプだった・・・
爆発で吹っ飛んで俺の所に?・・・・・ふざけんな
ふざけんなぁあああああああああああああ!!!!!!!!
何だこれ?何だこの死に方?何なんだよ?おい?マジかよ?
何でだ!?何でこの俺がこんな死に方しなきゃいけな・・・

ズルッ、カーン!!

鉄パイプが下に落ちた・・・・・俺の体が溶けて来た
ハハハ・・・そういや俺ソフトクリームだから熱けりゃ溶けるよな・・・
まぁいい、これで最悪の事態は免れた・・・体を冷やして体を保たねば
幸いさっきの探索で・・・制御室に冷蔵庫があった筈・・・それを使えば・・・

ピシャー

・・・スプリンクラー?・・・!?止めろ!!体に水が混ざって・・・


ソフトクリーム 脱落
ビターチョコレート 脱落
ティラミス 脱落

残り68名


チョコレート
状態:気絶
道具:無し
武器:無し
思考
1.とにかく逃げる
2.せっかく人間になったんだから贅沢したい

ホワイトチョコレート
状態:重度の打撲、右足切断、気絶
道具:無し
武器:大鉈
思考
1.この戦いに勝ってチョコ君と付き合う
2.チョコ君・・・せめて顔を・・・

※電動自転車、ステルス迷彩、チェーンソーはスプリンクラーで濡れて故障しました
※チョコレート類は水に多少の体制がある為、スプリンクラー程度は平気です
※ホワイトチョコレートの支給品は焼けました
※ティラミスの支給品と棍棒が制御室に放置されています
※ビターチョコレートの支給品はクレーンに刺さっている
ビターチョコレートの真下に放置されています

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