16 ８の倍数の時だけアンパンが出ます
４:３０ ほの４
病院エントランスホール
否、断じて否、俺は８の倍数以外にも出るよ
まぁそんな事は置いておいて・・・何かまたおかしな事になっています
とりあえず応急処置と休憩を挟みながら慎重に３時間ぐらいかけ
病院に辿り着いた俺、だがそこには・・・
大福「ん？誰だ？」
思いきり顔をボコボコにされた男がカウンターに座っていた
何か銃構えているし
アンパン「アンパンです」
大福「何餡だ？」
アンパン「・・・はい？」
大福「粒餡か？こしあんか？白餡か？」
アンパン「粒餡です」
大福「そうか、お前が桜餅が言っていたアンパンだな？」
アンパン「え？桜餅？貴方は一体・・・？」
大福「大福だ、奴とは古い付き合いでな」
アンパン「だ、大福だと・・・」
桜餅と同格の菓子!!何故こんな所に!?
大福「君が行った後すぐに彼女を見つけてね」
アンパン「・・・良く分かりましたね」
大福「・・・何故だろうな、本能で理解したんだよ」
アンパン「本能・・・ねぇ・・・」
大福「桜餅も私の事をすぐに理解したしな」
アンパン「そうですか・・・ところで何でそんなにボコボコになっているんですか？
誰か来たんですか？」
大福「ああ、さっき柏餅とババロアが来た」
アンパン「柏餅!?な、何でそんなビッグネームが・・・」
次元が違う、まさに雲の上の戦いか・・・
柏餅「おい、大福見張りの交代の時間・・・って誰だそいつ？」
アンパン「アンパンです、貴方は」
柏餅「柏餅だ、よろしくな」
アンパン「え？あの・・・大福さんは誰に・・・」
大福「柏餅」
アンパン「え？え？どういう事ですか？」
大福「あぁ、これはな最初こいつらが来たときババロアが大怪我しててな
それで錯乱した私を殴って平常心に戻したのだよ」
アンパン「はぁ・・・」
こいつ、馬鹿なんじゃないのか？と思った
柏餅「ところでアンパンとやら君の支給品は何だ？」
アンパン「ナックルダスターですよ」
柏餅「・・・何だそれ？」
アンパン「こうやって指につけて相手を殴る奴です」
柏餅「メリケンみたいな物か、君は乗っていないのだな？」
大福「さっき私が乗っていないといっただろう？」
アンパン「乗りませんよ、菓子の尊厳を捨ててまで願いを叶えたいとは思いません!!」
柏餅「中々良い答えだ、では私はここで見張りをするから
大福とアンパンは休んでいたまえ、ん？よく見るとアンパン
君、怪我しているではないか」
大福「え？え？え？大丈夫なのか？」
アンパン「だいぶ前に襲われて応急手当もして止血もしました大丈夫です」
大福「一応、消毒はして置いた方が良いだろう、ババロアの病室に
薬を一通り置いておいたからババロアとの顔合わせも含めて病室に行こう」
アンパン「はい」
同時刻 病室
・・・さて、どうする傷は癒えている、だがまだ痛みが酷いな
暫くはここにいるとしよう、問題は武器だな、どうにかして武器を手に入れなければ
話にもならん、とりあえず救急箱の包帯を切る用の鋏では・・・
ガチャ
大福「ババロア、調子はどうだ？」
ババロア「!ノ、ノックぐらいしろ!仮にも俺は女なんだぞ!」
大福「はいはい、あ、そうださっき話していたアンパンが来たぞ」
アンパン「アンパンだ、よろしく」
ババロア「・・・・・」
大福「ババロア？」
アンパン「どうかした？」
ババロア「・・・・・いや少し考え事を」
考え事とはこいつから武器を奪い取る算段
とりあえず何を持っているか聞き出すか
ババロア「俺はババロア、支給武器はサブマシンガンだったんだが
壊れて今は弾しかない、お前は何を持っている？」
アンパン「ナックルダスター」
・・・いらねー
残り68名
大福
状態：顔ボコボコ、軽い記憶喪失
道具：支給品一式
武器：マスケット銃と弾
思考
1．この殺し合いを潰す
2．桜餅を待つ
3．何か忘れているような気が・・・
※柏餅に殴られすぎて何かを忘れています
ババロア
状態：左腕と頭部に酷い痛み
道具：支給品一式
武器：サブマシンガンの弾
思考
1．戦いに勝って個性を手に入れる
2．痛みが治まるまで大人しくする
3．利用できる奴は利用して殺す
柏餅
状態：背中に軽い痛み
道具：支給品一式
武器：日本刀
思考
1．この戦いを止める
2．桜餅を待つ
3．見張りをする
アンパン(粒餡)
状態：左足に損傷(応急処置済み)
道具：支給品一式
武器：ナックルダスター
思考
1．バトルロワイアルを止める
2．桜餅を待つ