28 遺品ハンター芋TO(ポテト)
6：40 にの4
俺はアンパン(粒餡)、意外にまた早く出番が出てきてうれしい
なんて言ってる場合じゃない、誰か居るな・・・
あいつは・・・大学芋だな、絶対大学芋だ
だって学生服にビン底眼鏡だし、今回のサブタイにも芋ってあるし
アンパン「桜餅、あいつは・・・」
桜餅「ああ、ほぼ確実に大学芋だ」
「・・・君達は何者だ？何故私の正体が分かった？」
アンパン「俺はアンパンでこいつは桜餅だ」
大学芋「ふむ・・・これは少々不味い状況だな」
アンパン「不味い？何がだ？」
大学芋はバックから何かを取り出した
大学芋「君達二人を一度に相手にしなければならないという状況が、だ」
桜餅「待て!!私達はお前と戦う気は無い!!」
大学芋「それを証明出来る物は？」
アンパン「俺達がいきなり襲わなかった事が証拠だ!!」
大学芋「それでいきなり信用せよ、と言われましても困ります
何かしら証明できる物か行動で示してください」
桜餅「行動？」
大学芋「何かしら武器をくれるとか」
アンパン「何だと!?口調は丁寧でも言ってる事はただのたかりじゃねえか!!」
大学芋「私の武器は鈍器の様に使えますが本来は武器じゃないのです
これではかなり不安なのです」
桜餅「・・・確かにそれは武器じゃないな・・・本か？」
良く見ると確かに本だ、だがかなり厚い百科事典より厚い
どっかに異端審問官に持たせれば人一人撲殺出来るほどの厚さだ
大学芋「ええ・・・こんな物何に使えと言うのでしょうか？
何かの操作マニュアルや医学書ならまだ役に立ったのだろうに」
アンパン「何の本なんだ？」
大学芋「菓子のレシピ帳だ」
アンパン「!!」
桜餅「そ、その本を譲ってはくれないか!?」
大学芋に詰め寄る桜餅
大学芋「な、何ですか急に!!」
桜餅「実は・・・」
桜餅は事情を説明した
大学芋「・・・事情は掴めました
ですがただでこれを譲る訳には行きません」
桜餅「ならば我らの武器と交換ではどうだ!?」
大学芋「どんな武器を持っているのですか？」
桜餅「レーザーサーベルとナックルダスターだ」
大学芋「・・・お言葉ですが、無理ですね」
アンパン「何故だ!!」
大学芋「レーザーサーベルなんてSF的な物、怪しすぎますし
ナックルダスターなら本で殴りつけた方がリーチが長いですから
交換するメリットがありません」
桜餅「じゃあ食糧も付ける!!」
大学芋「生憎ですが始めに転送されたスーパーの中で大量に
食糧と飲み物は調達しましたから結構です」
桜餅「・・・逆に聞こう、どうすれば譲ってくれる？」
大学芋「そうですねぇ・・・さっきの話で出てきた廃工場に
放置されている武器を取りに行きたいのでそれを手伝ったら差し上げます」
アンパン「・・・どうする、桜餅」
桜餅「このまま書店に行くよりこいつから貰った方が手間が省ける
良し!!なら手伝うがその代りきちんと渡せよ!!」
大学芋「ご心配無く、キチンと渡しますよ」
同時刻 にの5
・・・現在位置は多分にの５か、ここから真っ直ぐだな
では少々目立つかもしれないが行くとするか、いざ廃工場へ！！
残り65名
アンパン(粒餡)
状態：全身に軽い怪我
道具：支給品一式
武器：ナックルダスター
思考
1．バトルロワイアルを止める
2．大学芋に従い、レシピを譲ってもらう
3．廃工場へ向かう
桜餅
状態：健康
道具：支給品一式
武器：レーザーサーベル
思考
1．バトルロワイアルを止める
2．誰一人見捨てない!!
3．大学芋に従い、レシピを譲ってもらう
4．廃工場へ向かう
大学芋
状態：健康
道具：支給品一式
武器：菓子のレシピ
思考
1．とりあえず戦いには乗るかどうか保留
2．アンパンと桜餅を利用して武器を手に入れる
3．廃工場へ向かう
???
状態：健康
道具：支給品一式と食糧と水と懐中電灯
武器：???、スタンガン
思考
1．???
2．出会い頭に片っ端から殺す
3．廃工場に向かい装備を充実させる