小説『スイーツバトルロワイアル』
作者:Mr,後困る()

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39 天才と狂人は紙一重

7:45 への7

アイスクリーム(抹茶)(以下抹茶)「・・・眠っていたか」

俺は辺りを見渡す、銃は奪われたようだ
糞、歴戦を戦い抜いた俺の相棒をよくも・・・
楽しめる物も楽しめねえじゃねえか!!
ん?これは・・・ガス弾発射用銃?何でこんなところに?
罠か?俺は分解して確かめると何所もおかしい箇所は無い
どうやら俺を眠らせた睡眠弾がラス1か
で弾切れで使え無くなった銃を捨てたって所か

抹茶「確か商店街に銃の販売店があるんだったか?
確か・・・ろの4?いや・・・はの4?どっちだったけ?
良く聞いとけば良かった」
「誰に聞いたんだ?」
抹茶「そんなのガレット・デ・ロアの旦那に決まって・・・」
「お前、奴の手下か?」

首元に刃物が突きつけられる

抹茶「寝起きとはいえこうも簡単に後ろを取られるとは
天才の名が泣くな、お前誰だ?全然気付かなかったぞ?」
「私の名はメロンパン」
抹茶「メロンパン・・・か、声が女っぽいが?」
メロンパン「私は女・・っておわ!?」

俺は奴を蹴り飛ばし立ち上がった、くのいちみたいな格好だな
そそるなぁ、倒しがいがありそうだ

抹茶「俺の素を見たんだ、死んで貰うぞ」
メロンパン「ほざけ、このクナイの餌食にしてやる」

そう言ってクナイを投げる、俺は避けメロンパンに一気に近付き
腹を思い切り殴り飛ばした

メロンパン「ぐはっ!!い、今のは中国拳法の崩拳・・・貴様体術の心得が」
抹茶「自己流だ、そういう技があったとは知らずにやっていた」
メロンパン「くっ!!おおおお!!」

クナイを握り締め襲い掛かるメロンパン、馬鹿が
近接戦闘で勝てる訳ねぇだろ、俺はメロンパンの腕を折った

メロンパン「ぐああああ!!!」
抹茶「興醒めだな・・・もっと楽しませろ」
メロンパン「・・・貴様」
抹茶「あ、そうだった両腕折れちゃ何も出来ねえな」
メロンパン「・・・お前は一体何だ」
抹茶「ん?」
メロンパン「この力・・・明らかに異常だ
そしてお前がガレット・デ・ロアの手下である理由は何だ!?」
抹茶「死ぬ前に教えてやらぁ、俺は菓子兵っつ戦闘用菓子なんだ」
メロンパン「戦闘用・・・菓子?」
抹茶「そして俺が旦那に従う理由は戦えるから」
メロンパン「何・・・」
抹茶「俺は戦いが好きなんだ」
メロンパン「それだけか?」
抹茶「ああ、それのみが我が欲求、我が欲望!我が人生!!」
メロンパン「狂ってる」
抹茶「凡人にはそう見えるかもしれないな
天才と狂人は紙一重なんだよ」
メロンパン「・・・・・」
抹茶「さてとそろそろ殺・・・って逃げんのかよ!!」

俺から逃げるメロンパン、俺は能力を発動させた

ザシュ!!ザシュ!!

メロンパン「がああああああああ!!!!!!」

俺はメロンパンの両足を斬った

抹茶「ああ、言い忘れていたが菓子兵にはそれぞれ固有の能力がある」
メロンパン「能力だと・・・何だそれは!!」
抹茶「俺の能力はこれだ」

俺は手に能力で剣を作る

メロンパン「緑色の・・・剣?」
抹茶「俺の能力は『森羅万象』俺は木の葉を自由自在に操る事が出来る」
メロンパン「な・・・に?」

俺は剣を振りかざし一気にメロンパンに振り下ろす

メロンパン「ひっ!!」

だが剣はバラバラになる

メロンパン「・・・何だ?」
抹茶「こうして剣の形にして斬ったんじゃねーよ
何枚かお前の足めがけて超高速で向かわしただけだ
早すぎてかまいたちが起きるがな」
メロンパン「そんな早く動かせるのか!?」
抹茶「・・・こういう事も出来るぜ?」

俺は木の葉を集め大槌を作った

抹茶「木の葉を超圧縮して作った槌だ」
メロンパン「や・・・」
抹茶「や?」
メロンパン「止めてくれ・・・」
抹茶「・・・下らねー、さっさと死ね」
メロンパン「ま」

グシャリ

つまんねー奴だったな、喧嘩吹っかけて最後は命乞いか
典型的な雑魚だな、武器と支給品を貰って
後は埋めとくか肥料になるだろ、さてでは銃の店に行くか

メロンパン 脱落
残り56名

アイスクリーム(抹茶)
状態:健康
道具:支給品一式×2
武器:催眠ガス弾発射用銃、クナイ20本
能力:森羅万象
効果:木の葉を自由自在に操る
思考
1.このゲームを楽しむ
2.商店街の銃の店に向かう

※催眠ガス弾発射用銃は他のガス弾と規格が合えば他のガス弾も使えます

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