小説『スイーツバトルロワイアル』
作者:Mr,後困る()

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48 Blue Hawaii

9:50 ろの1

俺はウイスキーボンボン
柿ピーの爺さんとは対照的に北に向かった
で、俺はさっき大変な物を目にした
何も無い空間からいきなり子供が現れた!!
子供の方は俺に気付かなかったようで一目散に北に向かった
俺は後を気付かれない様に付いて行った
暫く付いて行くと青いシルクハットとタキシードを着た男と子供が接触した

「カキ氷!!」
カキ氷「?・・・ご足労ご苦労様です、ご用件は?」
「伝令だ!!焼き芋がやられた!!」
カキ氷「・・・やれやれ早くも菓子兵同士で潰し合いですか
殺したのは誰です?腰抜けのみたらしですか?
それとも戦闘狂の抹茶ですか?それとも自慢屋の」
「やったのは菓子兵じゃない!!」
カキ氷「・・・新手の冗談ですか?」
「俺だって最初聞いた時はそう思った!!だが真実だ!!」
カキ氷「・・・禁止エリアに入ったのですか?」
「殺されたんだ!!」
カキ氷「・・・誰にですか?」
「アンパン(粒餡)とババロア、柏餅の三名!!その内柏餅は死んだ!!」
カキ氷「・・・菓子兵の恥さらしが」
「そこで全ての菓子兵に今俺が伝令に行っている最中だ!!」
カキ氷「・・・貴方の能力は相変わらず便利ですね
何人に伝令が行き渡りましたか?」
「お前含めて3人だ!!残りの3人の所にも向かっている!!」
カキ氷「・・・最初は7人も要らないと思っていましたが
やられる奴が出るとは思いもしませんでしたよ
やられるとしたら潰し合いだとばかり思っていましたから」
「我々もそう思っていた!!」
カキ氷「・・・それで指令でも出ているのですか?」
「ああ、お前はこれより南のはの5にある薬局に向かい
アンパン(白餡)を殺せ」
カキ氷「・・・何故?アンパン(粒餡)とババロアを殺すべきでは?」
「白餡は三色団子の『天地人』を2人も殺した
その上みたらしを退けた」
カキ氷「・・・信じられませんね、ですが焼き芋を殺した二人を放置するのは」
「案ずるな、抹茶に・・・何!?」
カキ氷「・・・どうしました?」
「抹茶の奴断りやがった!!」
カキ氷「・・・他の連中は?」
「・・・距離はあるが、指令は他の奴に回すか・・・」
カキ氷「・・・そうですか・・・彼らの居場所は?
白餡を殺し次第向かいます」
「ほの4の病院だ」
カキ氷「・・・分かりました」

・・・何だか、分からんが、こいつらは主催者側か!?
だったら病院に居るアンパン達が危ない!!奴らに気付かれない内に
病院に向かい、危険を知らせねば!!

カキ氷「・・・所で貴方の後ろを付いて来たのは誰ですか?」
「何っ!?俺が尾行されていたのか!?」

バレたっ!!チャフグレネードでは勝ち目は無い逃げねば!!
俺は駆けた!!

カキ氷「・・・なら私が始末しておきます」
「任せた」

どうやら二人がかりで来られる事は無い様だ
どちらにせよ逃げる!!

カキ氷「・・・逃がさん、『Blue Hawaii』」

何だ!?急に冷気が・・・何か降って来る!!避けねば!!

ドゴォォォン!!!

ウイスキーボンボン「うおっ!!」

巨大な氷が振って来た!?何だこれ!?

カキ氷「・・・これが我が能力『Blue Hawaii』、良く避けましたね
中々足が速い様で・・・って、あれ?」

俺はカキ氷が何かを喋っている間に全力で走って逃げた



カキ氷「・・・困りましたね、能力の範囲外に逃げられました」

・・・さて、どうしましょうか・・・ほっといて白餡を殺しに行きますか

残り53名

ウイスキーボンボン
状態:健康
道具:支給品一式
武器:チャフグレネード20個
思考
1.戦いに乗らずフラフラする
2.柿ピーとは戦いたくないがしょうがない
3.病院に向かいアンパン達に危機を伝える

カキ氷
状態:健康
道具:支給品一式
武器:アイスピック
能力:Blue Hawaii
効果:氷を作り出す
思考
1.ガレット・デ・ロワ様に従う
2.アンパン(白餡)を殺す
3.ウイスキーボンボンはほっとく

???
状態:健康
能力:不明
効果:不明
思考
1.閣下(ガレット・デ・ロワ)に従う
2.焼き芋が死んだ事を全ての菓子兵に伝令する

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