49 らららコッロネ
10：00 ほの4 病院
病室
・・・ん？ここは・・・病院か?クロワッサンが運んだのか?
だけど・・・クロワッサンは?・・・一体何所に？
・・・・・そうだ!!私はプリングルズに・・・腕!?腕が無い!?
そうだ!!さっき私はプリングルズに撃たれて・・・
だとクロワッサンは!?まさか死んだ!?いや、だったら何故ここに!?
生きているのか?いや廃工場で何人か居た
その生き残りがここに・・・ともかくここから出て調べねば!!
私は病室から出て一階に降りた、そして廊下に人影が見えた
足がふらついている、足を折っているのか
コロネ「おいお前!!」
アンパン「!?・・・お前は・・・」
コロネ「私はコロネだ!お前は誰だ!?」
アンパン「俺はアンパンだ」
コロネ「さっきの廃工場から私を連れてきたのはお前か!?」
アンパン「・・・ああ」
コロネ「クロワッサン・・・私と一緒に居た男は?」
アンパン「・・・すまない・・・」
コロネ「・・・・・・・・・・お前が謝る事は無いよ
悪いのは・・・廃工場に行こうと言い出した私だ・・・」
・・・涙出てきた・・・泣くな、泣きたいのはクロワッサンの方だ
アンパン「・・・それは違うぞ、悪いのは俺達をこんな戦いに参加させた
あのお菓子の王様とかいう奴だ」
コロネ「・・・ありがとう・・・ごめん、泣いても良いか？」
アンパン「ああ、思う存分泣け」
コロネ「ありがと・・・ひぐ・・・ひぐ・・・」
私はしばらく泣いた
アンパン「・・・落ち着いたか?」
コロネ「・・・すまないな、付きあわせて・・・」
アンパン「別に良いさ」
コロネ「・・・あのプリングルズは?」
アンパン「・・・ごめん、逃げられた」
コロネ「・・・何人生き残った?」
アンパン「俺と君ともう一人だけだ」
コロネ「あんたと一緒に居た女か?」
アンパン「ああ・・・」
コロネ「・・・この惨状は何だ？」
私は辺りを見ながら言った
アンパン「さっき、焼き芋と名乗る菓子兵とか言う戦闘用の菓子が来て
戦闘になったんだ」
コロネ「戦闘用菓子?そんな物が居るのか?」
アンパン「信じられ無いのも無理は無い、だが奴は確かに存在した」
コロネ「・・・信じられないがこの惨状を見れば信じざるを得ない」
菓子兵か・・・そんな連中まで居るとは・・・
一体何なんだこのバトルロワイアルとは!?
ん？・・・何か落ちてるな・・・何だ？
コロネ「おい、あれは何だ?」
アンパン「・・・・・携帯電話か?焼き芋の支給品か？」
私は携帯電話を拾った
コロネ「これ・・・使うか?」
アンパン「俺は機械に疎いんだ君が持っていろ」
コロネ「ああ、分かった、ところでそんな足が折れた体で何所に行く気だ？」
アンパン「厨房に行くつもりだ・・・」
コロネ「厨房？何でそんな所に」
ババロア「アンパン!!」
廊下の向こう側から少女が走ってきた、まぁ私も少女か
ババロア「そいつは!!・・・さっき運んで来た奴か・・・ってそんな事どうでもいい!!
早く来てくれ!!桜餅が!!」
アンパン「桜餅がどうかしたのか!?」
ババロア「とにかく来てくれ!!」
厨房
桜餅「嫌!!そんなの嫌ぁぁああああ!!!!!!」
大福「少し落ち着け!!」
アンパン「桜餅!!一体どうした!?」
桜餅「アンパンッ!!」
桜餅と呼ばれた女がアンパンに飛び掛る、アンパンは倒れる
アンパンの胸に顔をうずめる
アンパン「おわっ!?」
桜餅「良かった!!お前まで死んだら私は!!私は!!」
アンパン「ちょ・・・痛ぇ!!マジ痛ぇ!!」
桜餅「あ、す、すまない」
アンパン「やばっ!!足が変な方向に!!」
桜餅「えっ・・・嫌ぁぁぁ!!すぐ治療するからね!!病室に連れてくから!!」
そう言ってアンパンをお姫様だっこして駆け出した
コロネ「・・・何あれ？」
ババロア「いや・・・何だろうな・・・」
大福「明らかに桜餅おかしくなって来ているな・・・」
残り53名
アンパン(粒餡)
状態：左足骨折
道具：支給品一式
武器：ナックルダスター、大鉈、レーザーサーベル、首輪サーチャー
思考
1．バトルロワイアルを止める
2．えっ!?桜餅!?
桜餅
状態：健康、ヤンデレ化？
道具：支給品一式
武器：お菓子のレシピ帳
思考
1．良かったアンパンが無事で・・・
コロネ
状態：右腕無し、健康
道具：支給品一式
武器：弾丸、携帯
思考
1．殺し合いには乗らない
2．えっ!?何!?
ババロア
状態：足を捻った
道具：支給品一式
武器：サブマシンガンの弾、霊安室の鍵、屋上の鍵、マスケット銃と弾
思考
1．戦いに勝って個性を手に入れる
2．利用できる奴は利用して殺す・・・筈なのに何故私はこいつらの心配をする？
3．桜餅!?
大福
状態：健康
道具：支給品一式
武器：無し
思考
1．この殺し合いを潰す
2．桜餅・・・お前まさか・・・