小説『Life of only killing time』
作者:語り手()

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私はほとんど家に閉じこもって、パソコンで小説を書き、


ある女のことを攻撃しては、その女に好意を抱いている男のことを誘惑している。




どう考えても今のところはうまくいくなんて考えられない。


男性は硬派だし、並々以上いや半端なくその女のことを好いている。


私が鳥かごの中に閉じ込めたつもりがこのざまだ。


悔しすぎて、この女の幸せを許すなんて絶対にできない。


それに、小説書きしかやることはないし、ネタとしてはその女への中傷と誘惑の言葉しか思いつかない。





こうして私の時間は過ぎていく。


私の人生が終わる前に、人生が変わることを祈りながら。




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