真理に生きることと神にひたすら従うことは違う。
人は真理に生きることは容易くとも、神にひたすら従うことは難しい。
人が捉えられる真理には限りがあるから。
しかし、恐怖を抱いていたり、神に愛を乞う人は真理がなくても神に従おうとする。
自分の命を守るために神に従う。
今まで貫いてきた生き方の軸となるものを守るために神に従う。
毎日毎日決められた距離のマラソンをするように神に不誠実な自分と戦う。
すると、神は「知恵」をそうやって神に従った人に授けてくれる。
神に導かれる人生は味気ないようにみえる。
しかしその人生は、限りなく神の愛に満たされている。
愛されて生きることは幸せなことである。
しかし上からの知恵は人を高める反面、人の行動を拘束してしまう。
神は、人から真理の存在を覆い隠しその人を導くことなくそっとしておくこともあるだろう。