小説『つぶやき』
作者:あさひ()

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私は常に自分のしていることが正しいかどうか何度か頭の中で確認している。




そんな私でも、自分がある行動を取ってそれがよかったものかと時々心配になることがある。



相手にとってよかれと思って口にしたり、やってあげたことが、



もしかしたら相手にとって悪影響を及ぼしていることがあるかもしれない。



現在進行形の時は、「それが正しい」と思って突き進んでいるわけだし、



そんなこと後で考えること自体無意味なのだが。



仮に思惑通り良い影響を及ぼすことができていたとしたら、



今私が抱えている心配事なんてほんの一時的な取り越し苦労に過ぎない。



正しいと思ってしたことが、正しくないかもしれないと思うくらいだと、



自分の行動にどう責任を取っていいのかさっぱり分からない。



責任を取るべきなのかということすら分からない。



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