小説『遊戯王GXに転生 ところで遊戯王って何?』
作者:()

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月一試験!1

女子寮で丸藤を救うためにデュエルして、その後カグヤとヘカテーに協力を(強制的な)約束されて数日が経ち、今日は月一試験だ。

と言っても、俺はいつも通りに登校して、教室にいるし、遊城なんてテスト前日も普通に寝ていた。丸藤はオシリスのポスターに向かって死者蘇生を掲げて祈っていた。

おい、勉強しろよと言いたくなったが、俺も似たようなもんなので何も言わなかった。

他の連中は最後の追い込みとして、教科書を穴が開くんじゃないかと思うぐらい凝視していた。

だが、天上院とカグヤは余裕の表情だし、イエローの三坂だか野沢だか忘れたが、そいつも慌てる様子なく、テストが始まるのを待っていた。

丸藤は・・・、ずっと祈っていたのか、目の下に隈ができていた。

んで、遊城はというと、テスト開始までもう時間もないというのにいまだに教室に現れない。

それからしばらくして、試験官の大徳寺先生が入って来て、テストが始まった。

どうでもいいが、あの先生、語尾のニャーはどうにかならんのか・・・

テストが始まってしばらくすると、遊城が教室に入ってきたが、テスト用紙としばらく睨み合うと居眠りしやがった。

アイツ、実技で何とかしようとか考えてないだろうな・・・



大徳寺「それじゃあテストを終了するニャー」

・・・なんだ、あのテストの問題。ほとんどブルーアイズ関連って、あの社長、テスト舐めてんだろう!

テストが終わると、ほとんどの生徒が購買に向かって駆け出した。

何でも今日は新パックの発売日なんだそうだ。

俺は新パックには興味ないが、昼飯を買うために購買に向かおうとしたが、

大徳寺「あっ天魔君、ちょっと待ってほしいニャー」

天魔「?」

教室を出る直前に大徳寺先生に呼び止められた。

天魔「何か用ですか?」

大徳寺「実は鮫島校長に君を校長室に来るように伝えてくれと頼まれていたのニャー」

鮫島?あぁ、ここの校長か・・・

天魔「分かりました。今から向かいます」

そう言うと俺は校長室に向かった。

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