小説『遊戯王GXに転生 ところで遊戯王って何?』
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月一試験!2

コンコン

校長室の前に着き、俺はドアをノックする。

?「入りたまえ」

天魔「失礼します」

そう言い、一礼して入室する。

中には入学式の時に演説していた人物がいた。

鮫島「よく来てくれましたね。私はこのデュエルアカデミア校長の鮫島です」

天魔「星神天魔です。すいません、本来ならもっと早く挨拶に来るべきなのに・・・」

鮫島「貴方の事はオーナーや貴方の部下の方達からよく聞いています。楽にしてくれていいですよ」

天魔「あ、そう?じゃあそうするわ」

いやー、いくら自分の立場が目の前の奴より上だと判っていてもここの校長だからメンドーだけど敬語使うべきだと思ったけど、やっぱ普通に話す方がいいわ。

鮫島「それにしても、貴方にも迷惑をかけてしまって申し訳ありません。あの大企業の総帥である貴方に我が校に入学してくれただけでも光栄だというのに、その上我が校の教師や生徒達のエリート意識を改善させる為に協力させてしまって」

天魔「なに、気にするな。それにここに来てなかなか面白いものが見れて俺も満足している」

俺はとある事情により、既に大学までの学業を終えてはいるが、そこではここのように充実した学校生活を過ごすことはなかった。

最初は部下の連中に同年代の人達と学校生活を過ごしてきてくださいと言われた時はふざけんなと言いたかったが、今では感謝している。

鮫島「そう言ってもらえて光栄です。午後からは実技試験ですので頑張ってきてください」

天魔「程々にな」

そう言って俺は校長室から退出し、購買へ向かった。



SIDE 鮫島

彼があの世界的大企業、パラディウス社の総帥・・・

デュエルの腕はオーナーやデュエルキングよりも上とのことですが・・・

いまだに彼がそんなすごい人物だと思えませんね。しかし、六年前のKCグランプリの決勝で彼が武藤遊戯を破ったのは事実、しかも、我が弟子の丸藤亮やその友人の天上院吹雪君も彼には負け越しているらしい。

さっきはああ言いましたが、この学園に彼を倒せる生徒は・・・、いや、私や他の教師達でも無理でしょうね。

SIDE OUT

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