小説『遊戯王GXに転生 ところで遊戯王って何?』
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月一試験! その後1

SIDE カグヤ

会場は静まり返っていた。

一度は攻撃を無効にされただけでなく、ライフを回復された天魔君をバカにしていた人もいたけど、その後の二枚の速攻魔法で皆何も言えなくなってしまった。

まぁ確かに、攻撃を無効にされた時に発動できるカードなんて知るわけないし、(というかこの時代のカードじゃないし・・・、)それに加えて攻撃力が10000までいったらこの時代の人は驚くしかないよ・・・

と言っても、卒業試験で十代君とカイザーがありえない攻撃力叩き出すけど・・・

三沢「攻撃を無効にされることで発動できる速攻魔法・・・、そんなものがあったとは・・・」

未来のカードですから

十代「攻撃力10000なんて初めて見たぜ!」

そう言いますが、貴方は近いうちに攻撃力10000越えのモンスター対決をすることになってます

明日香「でも、何故彼はあんな使いにくそうなカードを入れてるのかしら?」

翔「?どういう事ッスか?」

明日香「彼が最初に使った速攻魔法、あれは攻撃を無効にされることで発動できるカード。今回はうまく発動できたけど、攻撃を無効にするカードなんてそんなにないのに・・・」

一応、言っておいた方がいいかな?

カグヤ「えっと、多分ですけど、天魔君は手札にあのカードがあったからホープを呼んだんだと思いますよ?」

明日香「?どういう事?」

カグヤ「入学試験の時を思い出してください。彼はクロノス先生の古代の機械巨人の攻撃をあのモンスターで防いだじゃないですか」

明日香「確かにそうだけど・・・」

カグヤ「希望皇ホープはモンスターとのバトルを無効にする効果を持っています。つまり、自ら攻撃をして効果を発動させれば・・・」

明日香「あの速攻魔法の発動条件が揃う・・・」

三沢「成程、彼のデッキはそこまで計算されているという事か・・・」

まぁ、私もいきなりツイン超えてマーズになった時は驚きましたけど・・・

明日香「ところでカグヤ?何であのモンスターについてそこまで詳しいのかしら?」

カグヤ「え!?そ、それはですね・・・、そう!前に天魔君に見せて貰ったんですよ!」

嘘です、実は前世から知ってました

明日香「ふーん、彼にね・・・」

カグヤ「あ、明日香さん?」

明日香「そう言えば、いつの間にか名前で呼び合ってるみたいだけど?」

カグヤ「と、友達ならふ、普通だと思いますけど?」

明日香「でも彼、貴女以外には名前で呼んでないみたいだけど?」

そんな事言われても私にはどうする事も出来ないんですけど!?

明日香「まぁいいわ。それより、彼これから大変ね」

カグヤ「え?どういう事ですか?」

明日香「だって彼、雪乃に勝っちゃったのよ?確実に彼女に目を付けられたわね」

明日香さんの横でももよさんとジュンコさんが頷いていた。

確か彼女はタッグフォースのキャラだけど、私タッグフォースってやった事ないから彼女の事はよく知らないんだよね・・・

SIDE OUT

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