入学試験3 希望皇VS古代の機械
天魔「現れよ、?39希望皇ホープ!」
希望皇ホープ
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/ATK2500/DEF2000
クロノス「な、何なのーネ!?いったい何が起こったのーネ!?」
クロノス先生はパニックに陥っている様だが、周りの連中は何故か静かだ。
天魔「俺はこれでターンエンドです」
天魔
LP4000
手札/3枚
場/希望皇ホープ(ATK2500)、魔導戦士ブレイカー(ATK1600)
魔法・罠/なし
俺がエンド宣言してもクロノス先生は一向に自分のターンを始めようとしない。
何かあったのか?
遊城の奴は何だか知らないがキラキラした目で俺を見ていた。
ホントに何なんだ?
SIDE 十代
俺の後にデュエルすることになった天魔ってやつは一ターンでモンスターを三体並べたと思ったら、今度は変わった召喚方法で見たことのないモンスターを召喚した。
十代「スッゲェー!なんだあれ、あんなモンスター見たことないぜ!」
翔「あんな召喚方法・・・、今まで見たことないっス!」
三沢「それに彼のモンスターの展開の速さ、ただ者じゃないのは確かだ」
ユベル『それだけじゃないよ、十代』
十代(ユベル?どうしたんだ?)
ユベル『アイツが召喚したホープとかいうモンスター、あれからとてつもない力を感じる』
十代(とてつもない力?)
一体どんな力なんだ?
ユベル『この力はただの人間が扱える様なものじゃない。下手したら破滅の光に匹敵する程かもしれない』
十代(破滅の光に!?)
そんなモンスターを出して、天魔の奴大丈夫なのか?
SIDE OUT
しばらくして、ようやくクロノス先生が自分のターンを始めた。
クロノス「ワターシのターン!ドローニョ!(エクシーズ召喚とかいう聞いた事のない召喚方法に驚きはしましたーガ、攻撃力はたった2500、ワターシのモンスターの敵ではないのーネ!)ワターシは手札からトロイホースを召喚するのーネ!」
トロイホース
効果モンスター
レベル4/地属性/獣族/ATK1600/DEF1200
クロノス「さらに手札から魔法カード、を発動!このターン、ワターシは通常召喚を二度行うことができるのーネ」
トロイホースって確か、地属性モンスターを召喚する時に二体分のリリースになるんだよな。
クロノス「ワターシはトロイホースを生け贄に古代の機械巨人を召喚なのーネ!」
古代の機械巨人
効果モンスター
レベル8/地属性/機械族/ATK3000/DEF3000
クロノス「古代の機械巨人で希望皇ホープを攻撃なのーネ!アルティメット・パウンド」
古代の機械巨人の拳がホープに向けて放たれる。
ていうか、ふつう攻撃力の低い方を攻撃するのになんでホープを攻撃?ま、どっちを攻撃しても結果は同じか。
天魔「希望皇ホープのモンスター効果発動!オーバーレイユニットを一つ取り除く事でモンスターのバトルを無効にする!ムーンバリア!」
ホープの周りを周っていた二つの光の内一つがホープに取り込まれると、ホープの背中の翼がホープを守る様に広がり、古代の機械巨人の攻撃を防いだ。
クロノス「何ですート!?ぐぬぬ〜、カードを一枚伏せてターンエンドなのーネ!」
クロノス
LP4000
手札/2枚
場/古代の機械巨人(ATK3000)
魔法・罠/1枚
クロノス(フッフッフ、リバースカードは、いくら攻撃力を上げてもこれで返り討ちですーノ!!)
あの余裕な表情・・・
そんなにリバースカードに自信があるのか、それとも手札に何かあるのか・・・
どちらにせよ俺のやることは変わらないけどな。
天魔「俺のターン、ドロー!」
ドローしたカードは・・・いける!
天魔「俺は手札から魔法カード、を発動!」
クロノス「!?(またワターシの知らないカードですート!?)」
天魔「このカードは自分フィールド上のモンスター一体をリリースし、相手フィールド上のモンスター一体の攻撃力をエンドフェイズまで0にする。俺は魔導戦士ブレイカーをリリースし、古代の機械巨人の攻撃力を0にする」
ブレイカーが光を纏い、古代の機械巨人に向かって突っ込んでいき、古代の機械巨人が膝を付く。
古代の機械巨人(ATK3000→0)
クロノス「ワターシの古代の機械巨人がぁ・・・」
クロノス先生がこの世の終わりみたいな顔をしているが、気にせずいこうか。
天魔「希望皇ホープで古代の機械巨人に攻撃!ホープ剣スラッシュ!」
ホープが背中から取り出した剣で古代の機械巨人を切り裂いた。
クロノス
LP4000→1500
天魔「さらにこの瞬間、ミニマム・ガッツの最後の効果が発動される」
クロノス「まだ効果があるんですーノ!?」
天魔「このターン、選択したモンスターが先頭によって破壊された時、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える」
クロノス「という事ーハ・・・」
クロノス先生が後ろを振り向くと、古代の機械巨人の残骸が落ちてきた。
クロノス「ペペロンチーノ!?」
クロノス
LP1500→0
天魔 WIN
「・・・勝者、受験番号39番!」
天魔「ありがとうございました」
そう言って俺はその場から立ち去った。