小説『遊戯王GXに転生 ところで遊戯王って何?』
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冬休み3

全員が無言でその場に立っていると、一台のヘリがアカデミアに着陸した。

中から出てきたのは、金髪でもみあげの部分がレのようになっている青年だった。

?「久しぶりだな、天魔」

天魔「おかげさまでな、ラフェール」

青年、ラフェールとの久々の挨拶を交わした。

ラフェール「それにしてもお前から『友人達も一緒に行く事になったから』と連絡が入った時は驚いたぞ。お前はここでも一人でいそうだったからな」

天魔「悪かったな、コミュニケーション能力が欠如しててよ」

ラフェール「だが、ここでは信頼できる者と出会えたのだろう?」

天魔「・・・まぁな」

少しの会話を挟み、十代達に彼を紹介した。

天魔「コイツはラフェール、先代からの付き合いで今は俺の腹心の一人だ。ちなみにコイツも武藤遊戯とデュエルをして勝ったことがある程の実力者だ」

「「「「「え!?」」」」」

俺の最後の言葉に驚愕する十代達。

カグヤは原作知識で知っていたのか、あまり驚いていない。

十代「すっげぇな!アンタも遊戯さんに勝ったことがあんのかよ!」

明日香「コラ十代!失礼でしょ!」

ラフェール「構わんよ。それにそれ程大したことではない。もう昔の話だからな」

ラフェールの奴はこう言っているが、コイツの実力は本物だと俺は思っている。

自分の身(ライフ)を削ってでもモンスターを守るという考えには尊敬さえしている。

天魔「さて、次にコイツ等の紹介といきたいとこだが、時間も押してるし、お前達の紹介はヘリでやるぞ」

そう言って、俺はヘリに乗り込む。

ラフェール「そういう事だ、君達も早く乗りたまえ」

「「「「「「はい」」」」」」

ラフェールの言葉に返事をし、十代達もヘリに乗り込む。

そして、ヘリはアカデミアを離れ、パラディウス本社のあるアメリカへ向かった。

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