小説『リオン・マグナスに憑依』
作者:空夜()

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---------僕が「リオン・マグナス」となってから数ヶ月の月日が流れた。


 「リオン・マグナス」一日の流れはだいたいこんな感じだ。まず専属の家庭教師付の勉強、勉強する内容は非常に難しくしかも勉強す量が受験生並みいやもしかしたらそれ以上かもしれない。

次に剣の稽古はセインカルド七将軍の創始者で生涯無配「鬼神」の異名を持つ「フィンレイ・タグ」の下で剣術を習っている。もともと「リオン・マグナス」になる前の人生では武術ある程度好きだったから楽しめる。だから身体的にかなりの苦痛はあるが精神的には楽な方だ。そして何よりゲームの技が使えるときは思わず興奮した。後は空いた時間には少しでも多くの知識が必要なので図書室で本を読み漁っりしたそのおかげでこの世界はある程度理解できたがまだ読んでない本はたくさんある・・・後天地戦よりはるか昔のこととしてアーサー王伝説やケルト神話があることや神話として他のテイルズの話があるのには驚いた
 
あとシャルティエのことをシャルと呼ぶようになったが、シャル以外に信用できそうな者はいない。ヒューゴは論外として「シャイン・レンブラント」は一見は好好爺に見えるが、本質はオベロン社が頻繁に行う食事を兼ねた会議「報告会」で表す「ホヒ」が口癖なマッドサイエンティストの方だろう。ついでに使用人たちは、気味の悪い物を見るような目で見てくる。
 
残りの人たちはヒューゴの御子息と理由で、うまく気に入られようと媚び諂える者や、嫉妬や嫉みの目で見てくる者ばかりだ。これが今の僕を取り巻く環境である。自分でもこの状態に慣れてきてるのが少し驚いていた。


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 呼吸を殺し物音を立てないように歩き図書室の出口に近づく。今日はセインカルド城で御前試合がある試合の見学を昨日許された僕は試合を見学したいことをレンブラントに話したが許可をもらうことが出来なかった。
 
だからレンブラントが、席を外してる間この時間に抜け出すつもりだ。
 

(出口まであと少し)
 
しかし、図書室の扉を開けようとしたとき扉が勝手に開いた。
 

Side oute
  

 Side????
 
「わざわざ遠くから来てもっらて悪いわね。ねえ、せっかくお屋敷に来たのだから案内してあげるわ」 

「え・・・・・そんな・・・・」
 
「大丈夫。ヒューゴ様には昨日のういにあんたが来ることはお話してあるし。たしかあなた、本が好きだったでしょう?二階の図書室は一見の価値があると思うは。」

 「そうなんですか」
 

私は本と聞いて、気持ちがうごいた。
 
私は幼いころから、寝たきりの母を刺激しないように過ごために、本を読んで過ごすことがことが多かったため、図書室を見たいと思った。
 

「それじゃあ、ちょっとだけ見せていただこうかな。」
 
「ええ、ちょっとだけなら大丈夫。内緒でね。」
 

伯母は笑いながら立ち上がると。廊下の扉を開けた
 

「この階段を上がると図書室ですわ。」
 

階段を昇り始めたとき、乱暴な足音とぶつかってしまった。
 

「邪魔だ。どけ!」

「リオン坊ちゃん!」
 
「五月蝿い、今日は御前試合があるから勉強どころじゃないんだ。御前試合がどんなものかレンブラントはわからないんだ!」
 
「きゃ」
 

足音の主と、衝突しそうだったので私は慌ててよけた。
 

足音の主であるリオン坊ちゃんと呼ばれた黒髪の少年に一瞥したが、後ろの追跡者が気になっているのだろうか、素っ気なく降りると。そのまま玄関の方へ走り去った。
 
「坊ちゃん!リオン坊ちゃん!」
 
後から降りてきた男は、伯母に目を止めた。
 
「おお、メイド長。坊ちゃんは?」
 
「とっくに外ですわ。どうかなさいましたか?」
 
「どうもこうも、少し目を離した隙に逃げ出しんですよ。坊ちゃんが勉強をサボるような・・・・・・・おや。そちらのお嬢さんは?」
 
「姪です。」
 
「姪御さんですか、それはそれは。私はこの屋敷の執事レンブラントでございます」
 
「なんの騒ぎだ、レンブラント」
 
「「ヒューゴ様!?」」
 
「申し訳ございません、ヒューゴ様。リオン坊ちゃんが、昨日御前試合の見学を許されたそうで、勉強の途中でぬけだしまして・・・・」
 
「ふむ、帰ってきたら勉強の続きをさせておけ。」
 
「承知しました。」 
  
(このかたが、オベロン社総帥のヒューゴ・ジルクリスト様)
 
このときの私は、この日を境に私の人生が大きく変わることを思ってもいなかっただろう。」
 
 Side Oute 


 

 レンブラントを振り払い、そのまま玄関から外に走り出した。

 
 『アハハハ、珍しいですね。坊ちゃんが勉学をサボるなんて』

 
  走ってるいる途中珍しくシャルが機嫌よさそうに話しかけてきた。
 
 
 「何だ、シャルお前もレンブラントと同じことを言うつもりか?」
 
 『いえ、そんなんじゃありませよ。ただ普段背伸びをしている坊ちゃんが、子供みたいな行動をしたのがおかしくてね。そんなに、御前試合が楽しみだったのですか?』
 
 「ムゥ、僕は十分精神的に大人だ。それに御前試合は年に三回しかない、この機会を逃せば次は四ヶ月ごだ。大体僕は・・・・・・」
 
 『はいはい、分かりました。坊ちゃん子供は皆そういいますよ。』
 

 僕が反論すると、シャルは軽く流すこんなやり取りをしながらセインガルド城を目指した。

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 セインガルド城についたら試合場がある中庭に向かった、試合場には御前試合を見に来た人たちで溢れかえっていた。

 「うぁっ、凄い人だかりですね坊ちゃん。」
 
 「人が多いのは覚悟していたのだが、これでは座る場所がない。」
 
 「坊ちゃんあそこの席が空いてますよ。」
 
 
 やや後ろ側の席が空いていたので席が取られたら困るので、僕は急いで空席に向かった。そして、御前試合が始まった。
この日の試合内容は、若手セインカルド兵たちの試合だった。その中にフィンレイの双子の弟で、七将軍の「アシュレイ・タグ」の姿があった。
 城下で兄 の七光りと揶揄されているが実力は相当なものである。今日の試合では七将軍に恥じない実力であさっりと試合を終わらせた。もしフィンレイと兄弟ではなかったら、世間の評価は大きく変わっただろう。
 
 (しかしこの世界で瞬連刃を見ることが出来るとは、そういえば技を習得するときイメージが重要だったな。もしかしたら違う世界の技でも・・・・)
 僕が思考にふけてる間に後の試合が始まった。後の二試合に勝利したのはウイルとジョブズのある意味正反対二人の兵士だ。あの二人は試合がどうやら試合が終わったあとずっと口論してるみたいだ。
 
 (しかしウイルとジョブズどこかで聞いたような・・・・・・)
 
 ふとさっきの兵士を気にしたが考えることを止めて中庭を出た。
 
 中庭を抜け城内の出入り口に向かった。
 

 『いや〜今日の試合は七将軍はともかく他の兵士より坊ちゃんの方が剣の腕は数段上でしたね。もしかしたら見に行く必要はあまりなかったのかも、しれませんね』
 
 「いや、そうでもない。七将軍の試合が見れた事だけで、十分意味がある。ま、それ以外の試合は見る価値は無かったがな。」
 
 『そうですか。そうだ坊ちゃんどうせなら寄り道しませんか?』
 
 「そうだな。わざわざ真直ぐ帰る必要は無い。今日はいろいろまっわて帰るか」

  ヒューゴ亭が好きじゃない僕はシャルの意見にすぐに同意した。もともと寄り道するつもりだったので財布に3000ガルド入れてきた。
 
 
 『なら、早速行きましょうか』
 
 「そうだな、とりあえず劇でも観に行くか。」
 
 
 その後、思う存分羽を伸ばした僕ヒューゴ亭に帰ることにした。レンブラントとの地獄のような勉強がまっているのをしらずに。

-7-
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